立川談志さんのこと
日曜日, 12月 11th, 2011追悼番組の放送も落ち着いた中、さんまのまんま(2003年放送)で談志さんがゲスト出演しているのを見た。
ブラックジョークと笑いで、さんまさんと「死」について、あっけらかんと話しているのが印象深い。
ほとんど忘れかけていたことを思い出した。一度だけ、生の談志さんを拝見したことがある。寄席に行ったわけではなくて、アルバイトで演奏しに行った結婚式で、である。
1985〜6年の頃だったと思う。バイオリン科の先輩から「結婚式のアルバイトがあるから演奏して、ミチルちゃん。」と言われ、名古屋市内の大きなホテルの豪華な結婚式に、先輩率いる弦楽合奏団と一緒に鍵盤奏者として出向いたのだ。
司会は坂東英二さん。ご挨拶&打ち合わせで楽屋を尋たときの坂東さんは、サンドイッチをほおばりながら少し赤ら顔だったのを覚えている。
そしてそのときのゲストで談志師匠が披露宴のステージに寄席で使われるのとまったく同じ席をつくり、そこで何か落語か落語のようなものを話していたのだ。
どんな内容だったかすっかり忘れてしまったが、とにかく豪華な結婚式だったけど、暖かくて、式の最後の、お決まりの手紙の朗読や花束贈呈とかではバイトで呼ばれただけの見ず知らずの私ももらい泣きするくらい良い結婚式だった。
時はバブル時代、あの頃は、まさか今のようなしょんぼりした日本になることを誰も想像していなかったんだなぁと思う。
ブータン国王の影響で、幸せの感じ方も大きく変わるかもしれないんだなぁ、、、と思いつつ、やっぱり戦争で負けた国というのは、どこかいじいじしているんだなぁ、とも思う。
とはいえ明けない夜はない、そして晴れない曇りもない。
それでは今日はこの辺で。