白雪姫と鏡の女王
公開されたばかりの白雪姫と鏡の女王を見て来た。バイオハザードの最新作にしようか迷ったけれど、予告編で見た衣装や宮殿のファンタジーな絵を大画面で見たくて、白雪姫にした。時間つぶしに見たので、期待していたよりもずーっと面白くて、また泣ける場面もあって、ファンタジー好きの人にはお薦めです。終演後、後ろを歩いていた女性2人が「面白かったね。ディズニーのも見たくなっちゃった。帰りにDVD借りて帰ろう。」「私も!リトル・マーメイドも見たい。」と話しているのが聴こえてきた。私も「うんうん。ディズニーの白雪姫が見たくなるよね。」と心の中でつぶやいた。
ため息のでるような豪華な衣装、と思ったら、衣装は今年始めに亡くなった、石岡瑛子さんの手によるものだった。あぁ、やっぱり!!!感激。彼女は、コッポラの「ドラキュラ」を見た時から凄い日本人女性がいるなぁ、と密かに憧れていて、ミュージカルのスパイダーマンの仕事ぶりをテレビで拝見して、ご健在ぶりを嬉しく拝見していたのだ。マイルス・デイウ゛ィスのアルバムのジャケットも手掛けている。心からご冥福をお祈りします。最後の最後まで私たちを楽しませて下さってありがとうございました。特にラストシーンの、白雪姫の衣装の配色、やはりラストシーンの鏡の女王のすべてが羽のようなオブジェで出来た衣装とドレスの形、圧巻で、石岡さんでなければできない仕事だと確信した。
衣装だけではありません。お話も現代の白雪姫、にきちんとリメイクされ、小人たちのキャラも最高にリアルに描かれています。王子様役の俳優が、アンドリュ王子に似ていると思ったのは私だけでは無いはずです。
ストーリー展開から想像すると、終盤のリンゴのシーンのくだりをどうするのかな?と疑問に思ってみていたら、違うフルーツでの演出に変わっていて、もう「あぁ。もう毒リンゴのくだりは出て来ないんだなぁ、、、。と思っていたら、出て来ましたよ。最後に、洒落の利いた演出で。
この秋、ファンタジーの世界にひたりたい人は、この1本がお薦めです。ストーリーもバッチリで楽しめることまちがいありません。