終戦の日

 

 

終戦の日。

 

 

毎年、8月になると、日本は戦争に負けたのだ、

 

と言うことを認識させられます。

 

 

日本人として生まれて、物心ついたときから

 

日本は、敗戦国なのだ、ということを、

 

新聞やテレビから流れてくる報道や番組で

 

いやというほど知らされます。

 

 

このことは、71年まえの戦後から現在に

 

至るまで、多かれ少なかれ、

 

私たち、日本人のメンタルに

 

大きな影響を与えていると思います。

 

 

なにかこう、

 

「しゅーん。」としてしまう感。

 

 

03

 

 

罪悪感もあるのかなぁ。

 

 

04

 

 

いまだに敗戦国の責任ばかり言われて、

 

国連の常任理事国になれないし。

 

海外の国を助けるためにお金を沢山

 

援助しても、あまり感謝されないし。

 

 

個人でいえば、敗戦国としての教育を

 

小中高、と、一貫して受け続け、

 

なぜか欧米人の前にいくと、もじもじ

 

どきどきしてしまう感、が、

 

長きにわたってしみついているように

 

思うのです。

 

 

このことが、多くの日本人の、

 

自己評価の低さにつながっているのでは、

 

と思います。

 

 

英語コンプレックス、しかり

 

欧米人コンプレックスも。

 

 

嗚呼、

 

愚痴っぽくなってきました。

 

ごめんなさい。

 

 

それはさておき、

 

第二次世界大戦に限らず、

 

戦争関連の美談や、

 

ひどい話、伝えておかなければならない、

 

大切な話は、いろいろありますけれども、

 

私のなかでの、とても印象的なおはなし

 

があります。

 

 

それは、

 

「火垂るの墓」です。

 

 

02

 

 

野坂昭如さんの実体験が原作のアニメです。

 

 

わたしが、この作品をはじめてみたのは、

 

すっかり大人になってから、

 

10年くらい前のこと。

 

 

映画やアニメの表現力というのは、

 

あるとき、実写より凄まじく、その

 

衝撃は言葉に表せないほどになります。

 

この火垂るの墓、小さい子供には、

 

刺激が強すぎて、みせない親御さんも

 

いるようです。

 

 

戦争のことをそのまま実写で撮影しても、

 

どこか嘘くさくなるのは、ハリウッド映画

 

などで、実証済みです。

 

(もちろん実写の傑作もありますが。)

 

 

実体験をした人の戦争の語り部の方や、

 

戦地に赴いた人、その時代を生き抜いた

 

おじいちゃんやおばあちゃんのお話が、

 

こころに響くのと同じですね。

 

 

終戦の日、というのが、お盆、

 

と言うのも、なにか不思議な感覚が

 

蘇ります。

 

 

いまの平和な日本があるのは、

 

あの戦争で犠牲になった、

 

多くの方々のお陰なのですね。

 

 

それは、日本だけのことでは、ありません。

 

 

アメリカ兵には、アメリカ兵の

 

それぞれの家族がいて、

 

中国兵には、その数だけの家族、

 

ロシア兵には、ロシア兵の、

 

イギリス兵、フランス兵、ドイツ兵、イタリア兵、

 

それぞれ、その数だけの家族がいます。

 

 

そのほか、いろんな形で犠牲になった

 

人がいます。

 

 

民間人も、

 

世界中のそれぞれの国で犠牲になった人、

 

それぞれに家族が、いるのです。

 

 

大小かかわらず、

 

それぞれの「火垂るの墓」の物語があると

 

いうことなのです。

 

 

そうして、

 

 

わたしたちは、いま生きている、

 

ある意味、生かされているわけですけれども、

 

なぜ戦争がなくならないのか、

 

なぜ戦争をしたがる人がいるのか、

 

そこのところをよく考えて、

 

わからないなら、わからないなりに、

 

考えて、行動したいものです。

 

 

地球が核まみれにならないように、

 

意見を言い、間接的でも良いから、

 

戦争にならないように、小さな判断、

 

小さな良心、小さな勇気、を

 

持ちたいです。

 

 

こういうものが積もり積もって、

 

やがて、大きな力になると思うのです、

 

 

美しい星、地球を守って行けるような行動を、

 

コツコツとやってゆきたい、と思うのです。

 

 

戦没者追悼式、

 

 

01

 

 

多くの御霊に感謝して、

 

いまある平和にあぐらをかくことがないよう、

 

日々、自分の役割を果たして行きたいです。

 

 

今日も、さいごまでお読みいただき、

 

どうもありがとうございます。

 

 

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