道具はシンプルに

 

 

京都からもどりました。

 

 

台風が去って、暑い毎日も、もどりました。

 

 

今日からまたお仕事の毎日です。

 

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それにしてもリオ五輪、日本人のメダルの数が

 

おおくて、また、感動の試合、演技などなど、

 

たくさんの感動をいただきました。

 

わたしたちの気持ちも晴れやかになって

 

嬉しい限りです。

 

 

安倍マリオと、小池百合子東京都知事、

 

大胆なコスプレと、上品な日本文化、

 

どちらも日本を代表するもので、

 

4年後の東京五輪への布石も

 

しっかりできましたね!

 

 

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さて、

 

今日はTVネタです。

 

NHK教育テレビで、放送中の

 

SWITCHインタビュー達人達(たち)、

 

再放送を見ました。

 

 

出演していたのは、

 

俳優:松坂桃李 × 映像作家:奥山由之。

 

奥山由之さんは、

 

知る人ぞ知る、有名な写真家さんです。

 

 

「くるり」や「サカナクション」の

 

CDジャケットなどを撮影している人です。

 

 

なんとこの方は「写るんです」の

 

使い捨てカメラで撮影するのが、お好きだ

 

そうで、

 

高いカメラの、いろいろな設定などが、

 

いや、カメラそのものが、嫌いなのだ

 

そうです!

 

 

なんと、

 

 

カメラが嫌い。

 

 

ここのところに、激しく共感しました。

 

 

わたしも、普段、コンピューター

 

を使って作曲や編曲をしていますが、

 

あまり好きではありません。

 

 

必要にせまられて覚えて使っているのです。

 

 

コンピューター以前の作・編曲家の方々は、

 

紙と鉛筆とピアノなどで、お仕事を

 

されていたわけです。

 

 

ただ私は、紙と鉛筆にもどりたい、

 

ということではなくて、

 

頭のなか、あるいは、外からか、はっきり

 

わかりませんが、

 

たとえば、浮かんだ音のフレーズなどを

 

具体化する時に、

 

コンピューターを介して固定すると、

 

どうもニュアンスがちがうなぁ、

 

と思うことがあるのです。

 

 

 

奥山さんは、言いました。

 

「いちばん欲しいカメラは目。」

 

だと。

 

「強くまばたきしたらシャッター切れる、

 

みたいな。」

 

 

どうやら、カメラが嫌い、というのは、

 

デジタルカメラ、が嫌い、ということの

 

ようです。

 

 

それで、フィルムのカメラである「写るんです」

 

を、好んで使用するのだと。

 

 

わたしの場合は、頭の中にある、

 

あるいは、どこかから降ってきた音を

 

具体化、固定化するのに、

 

浮かんだものを、直接、音にできたらなぁ、

 

ということを、むかしから思っていました。

 

 

それこそ、

 

頭にチップを埋め込んで、

 

思った音をそのまま、

 

録音できたら良いのになぁ、 、 、

 

って。

 

 

楽譜に書く、

 

コンピューターに打ち込んでデータにする、

 

これらの行程で、どんどん新鮮さが、

 

失われてゆくような気がするのですよ。

 

 

そういう視点から見ると、

 

ジャズなどの即興演奏は、

 

高速で作曲したものを、瞬時に

 

脳から指先や足などの身体に伝え、

 

その場で具体化している訳ですね。

 

 

なるほどねぇ、 、 、

 

 

もしかしたら、音楽の自然な姿というのは、

 

その場その場に降りてきた音の切り取り、

 

ということなのであって、

 

あまり、作曲技術とか、和声だの対位法だの、

 

の技術でこねくりこねくり、というのは、

 

本来の姿ではないのかも知れません。

 

 

それを証拠に、和声も対位法も、

 

先人たちの創造した名曲を、後から分析して

 

まとめたものですから。

 

 

初めに音楽ありき、だったのですね!

 

 

がってん。

 

 

道具としてのコンピューター。

 

 

シンプル、どころか無い方が良い、

 

という話になってしまいました!

 

 

05

 

 

さあ、

 

お仕事、お仕事、しなくっちゃ。

 

こねくりこねくり、しなくっちゃ。

 

 

それでは今日は、この辺で。

 

さいごまでお読みいただき、

 

どうもありがとうございました。

 

 

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