楽譜のおはなし

 

 

メキシコから帰ってきて1週間。

 

 

すっかりお仕事モードです。

 

 

今は、楽譜の作成をしています。

 

 

03

 

 

私の仕事は、

 

 

主に、コンピュータを使った作曲です。

 

 

浮かんだフレーズを、コンピューターに

 

 

入力して、膨らませて、形にする、

 

 

と言った方がよいですね。

 

 

 

ふだんは、その形にした音楽を

 

 

コンピューターに演奏させて、それを

 

 

そのまま音楽データとして、納品します。

 

 

 

そのほかに、

 

 

ライブで演奏するときや、

 

 

生演奏のものをスタジオ録音して、

 

 

それを納品するときは、

 

 

演奏家のための楽譜を作成します。

 

 

 

楽譜をつくるとき、

 

 

大切なのは、

 

 

音楽を演奏するときのニュアンスです。

 

 

音の強弱、

 

 

だんだん強くする、

 

 

だんだん弱くする、

 

 

 

テンポはどのくらいか。

 

 

だんだん速くする、

 

 

だんだん遅くする、

 

 

演奏するときに、どこまでをつなげて

 

 

(一息で)演奏するか、

 

 

あるいはひとつひとつの音を

 

 

切って演奏するのか。

 

 

これらの情報は、

 

 

おたまじゃくしだけで表すことは

 

 

できません。

 

 

そこで、

 

 

いろいろな記号を使って表現します。

 

 

 

以下の楽譜を、ご覧ください。

 

01

これは、音符のみの楽譜です。

 

 

それに対して、

 

こちらは、記号などをつかって、

 

演奏するときのニュアンスも

 

書き込んだものです。

 

02

おたまじゃくし以外の記号がたくさんあります。

 

 

私は、この音符(おたまじゃくし)以外の

 

 

これらの書き込みが、

 

 

ライブ演奏や、スタジオ録音では、

 

 

とっても大切だと思っています。

 

 

サンプルの音源を渡しておけば、

 

 

楽譜は簡単でも良いじゃないか、

 

 

という意見もあるかと思います。

 

 

 

ですが、

 

 

演奏家の手にわたったときに、

 

 

楽譜から、できあがりの音が

 

 

ビジュアルを通して想像できるような楽譜、

 

 

これが一番よいと思います。

 

 

 

サンプル音源と、簡単な楽譜だけを

 

 

たよりに練習&演奏してもらうよりは、

 

 

はるかに情報量として親切だと

 

 

思うのです。

 

 

 

視覚と聴覚、両方からの習得ですね。

 

 

ですから、音源だけよりは、

 

 

楽譜もきちんと制作して、

 

 

演奏家の方にお渡しています。

 

その方が、

 

短時間で、その曲の深いところまでを

 

 

習得していただいて、

 

 

本番の演奏もより深い理解でしてもらえる

 

 

と思います。

 

 

演奏家の方の練習時間も短縮できると思います。

 

 

その結果、スタジオ録音なら、

 

 

短時間で、収録は終わり、

 

 

ライブ演奏は熱く上手にでき、

 

 

コスト削減にもなって、

 

 

一石二鳥です(^ ^ v

 

 

楽譜は、

音符以外のところが案外大切。

 

 

 

それでは今日はこの辺で。

 

 

いつもお読みいただいて、

 

 

どうもありがとうございます。

 

 

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