マサダの要塞
ミッションナビゲート講座、
トルコ〜イスラエルの旅、
3つめの印象深いお話は、
「マサダの要塞」です。
これは、西暦66年に、
ローマ帝国支配にユダヤ人が決起し
勃発したユダヤ戦争の最後の時。
兵士のみではなく、女性や子供も含む967人が、
籠城した砦のことです。
世界遺産にも登録されている「マサダの砦」
↓
「奴隷となるより死を」
切り立った崖の上で、自給自足するも、
篭城側にとっては、最後の時が迫っています。
西暦73年、
ローマ軍突入の前夜、ユダヤ人は、
穴に隠れていた女性と子供7人をのぞいて
960人、全員が集団自決しました。
彼らの信仰では、自殺は禁止されていたため、
まずは、男性が、自分の妻子を亡き者にする、
そして、残った男性たちは、お互いに、仲間を
殺す役をくじ引きで選びました。
遺跡からは、そのために使われたといわれる
名前を書いたくじが出土しています。
マサダは現代のユダヤ人にとっても聖地として
知られていて、
軍隊の入団式はここで行われ、
イスラエル軍士官学校の卒業生は山頂で、
「マサダは二度と陥落せず」と唱えて、
民族滅亡の悲劇を再び繰り返さないことを
誓っているのです。
(wikipediaより)
古い日本でも、武将の戦いなどでは、
攻め込まれて、敵の手にかかる前に、
自分たちで、終わらせる、という方法
がとられた歴史はたくさんあります。
私たちの今ある平和は、
歴史のなかで、亡くなっていった、
多くのひとたちの犠牲のうえにあるのだ、
ということを忘れてはいけません。
この旅に参加された、ディリジドウ奏者の
Knobさんは、
この砦に近くなるにつれ、なぜだか、
泣けて、泣けて、仕方がなかったそうです。
あとから、
この、悲しい想い出にまつわる場所に、
過去生でご縁があったことを知ったそうです。
そんなKnobさんの言葉。
「いま、この時代に日本に生まれている
私たちは、
心から平和を愛し、幸せに暮らすために、
生まれてきているのです。」
お話を聞きながら、
なぜだか、私も泣けて、泣けて、
仕方がありませんでした。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただいて、
いつもありがとうございます。