Archive for 11月, 2016

ちょうどよい曲の速さについて

金曜日, 11月 25th, 2016

 

 

 

01

 

 

昨日の雪から一転、今日は、気持ちの良い晴天で、

 

 

朝からお洗濯のかたわら、お仕事、お仕事です。

 

 

ここのところ、

 

 

楽譜作成のお仕事が続いていましたが、

 

 

今月中には、終わりそうです。

 

 

めでたし めでたし

 

 

さて、きのうは「雪景色を音で表したら」

 

 

という記事をお届けしましたが、

 

 

やはり、音のことを文章で表すと、

 

 

「弾いた方が、早い!」

 

 

ということになりますね・笑

 

 

実際、文章を書いてみて、

 

 

そのまどろっこしさに、往生いたしました。

 

 

とはいえ、書くことによって、その雪景色の

 

 

イメージが具体化する、という良い発見も

 

 

あるのです。

 

 

0-38

 

 

 

今日は、適正なテンポ

 

 

について書きたいと思います。

 

 

ゲーム音楽のお仕事をしていると、

 

 

私がちょうど良い、と思って設定する曲の

 

 

テンポより、もっと速いテンポにしてください。

 

 

と、お願いされることがあります。

 

 

これは、

 

 

ゲーム画面のスクロールの速さや、

 

 

遊びの内容によってあ、BGMのテンポを

 

 

早めに設定することがあるのです。

 

 

私は、普段、

 

 

コンピューターで作曲&音の編集などを

 

 

していますから、

 

 

テンポを早くしたり、遅くしたりするのは、

 

 

すぐにできます。

 

 

 

じつは、

 

 

ここのところのお仕事、楽譜をつくりながら、

 

 

編曲もしています。

 

 

そして、その編曲の課程で、

 

 

ゲームへの納品のときよりも、

 

 

曲そのもののちょうど良いテンポ、

 

 

(当時わたしが思い描いていた)

 

 

少しゆったりした

 

 

テンポに戻して聴いてみました。

 

 

そうすると、

 

 

あら不思議、 、 、 、 。

 

 

納品の時には、聞こえなかった細かい音の

 

 

動きが、はっきりと聴こえるでは

 

 

ありませんか!

 

 

自分で作曲しておいて、そんなもなの?

 

 

とつっこまれそうですが、

 

 

そんなものです・笑

 

 

たぶん、

 

 

つくっているときは夢中で作業していて、

 

 

曲が出来上がったところで、

 

 

「テンポを早くして下さい。」

 

 

のリクエストに従って、テンポをあげて、

 

 

そのまま納品したのだと思います。

 

 

 

これは、

 

 

電車や車に乗って窓から外を眺めるとき、

 

 

スピードが速いと、風景のすみずみまで

 

 

観ることができないのに対して、

 

 

ゆっくり走る電車や車の窓からは、

 

 

風景のすみずみまで観ることができる、

 

 

というのに似ています。

 

 

今日は、5年前に納品した曲を、

 

 

テンポを落として聴いていて、

 

 

聴こえたフレーズがあったので、

 

 

少し嬉しくなって、この記事を

 

 

書きました。

 

 

 

これから年末にかけて、

 

 

何かと忙しくなる季節。

 

 

そんなときこそ、ゆっくりとしたテンポで

 

 

いつもの作業をしてみては

 

 

いかがでしょうか。

 

 

普段、

 

 

気がつかなかったことが見えるかもです。

 

 

 

それでは、今日は、この辺で、

 

 

いつもお読みいただいて、

 

 

どうもありがとうございます。