ふたたび作業の日々

 

 

 

 

03

 

 

 

リハーサルを終えて、束の間ほっとするも、

 

 

ふたたび作業の日々。

 

 

ドラマーさん&パーカッショニストさんが

 

 

聴きながら演奏するクリック音を、

 

 

一部の曲で音色変更のため、そのデータ制作

 

 

です。

 

 

それから、オーケストラ用の曲を、

 

 

このたびのライブで演奏しようという

 

 

試みがあるのですが、

 

 

その曲のガイドの必要なところや、

 

 

テンポチェンジの激しいところの、

 

 

クリック音のデータ制作も、行いました。

 

 

だんだん早くなったり、だんだん遅くなったり、

 

 

そういう箇所は、クリック音を小刻みにすると

 

 

演奏し易いのだ、ということがわかりました。

 

 

普段演奏していて、テンポが揺れていないように

 

 

感じるところも、実は、テンポが微妙に揺れて

 

 

いるのです。

 

 

ふだんミュージシャンはそれを意識せずに、

 

 

ごくごく自然に行っています。

 

 

同期音源なしの時は、そういった曲を、

 

 

自然にバンドのみんなが、お互いの音を

 

 

聴きながら合奏しているのです。

 

 

そう考えると、耳できくだけでなく、

 

 

お互いの出す音を、肌で感じて、

 

 

そして、その曲の適正なテンポが、

 

 

そのステージの一瞬一瞬できめられて

 

 

いるという。

 

 

人間の感覚の方が、

 

 

コンピューターよりは優れているという

 

 

その当たり前のことが、

 

 

テンポチェンジの数値化

 

 

ひとつとってみてもわかります。

 

 

 

どういうことかというと、たとえば

 

 

ピアノをだんだんゆっくり弾くとき

 

 

ごく自然にできますが、

 

 

この、ゆっくりになり加減を、

 

 

コンピューターに打ち込むとなると

 

 

とても手間がかかるのです。

 

 

音楽的に自然に聞こえるようにするには、

 

 

時間がかかります。

 

 

慣れてくると、ある程度の法則のようなものも

 

 

あるのですが、曲によって全然ちがいますし、

 

 

その日の気分によっても変ります。

 

 

弾いた方がはやい、となります。

 

 

ロボット工学の世界で「ひとが歩く」動き、

 

 

人はそれを自然にやっていますが、

 

 

これをロボットに歩かせることが

 

 

とても難しいのに似ていますね。

 

 

 

さて、そんなこんなで、あと1週間後に

 

 

迫りました。

 

 

30周年記念ライブ

 

 

どうぞお楽しみにしてください❤

 

 

 

michiru live 2017_1

 

 

michiru-live-2017_2

 

 

 

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