サウジアラビアの国王来日
↑
サウジアラビア国王専用機
サウジアラビアのサルマン国王が46年ぶりに
来日し、その華麗なる一族の超豪華ないろいろ
なことが話題になっています。
閣僚や王族など、
およそ1000人が同行していて
10日の夜から、順次東京入りしていたそうです。
国王が電動式の専用タラップで飛行機から降り、
皇太子さまの出迎えを受ける様子は圧巻ですね。
さて、
東日本大震災の3月11日の次の日に、
華麗なる一族の超豪華な様子を見せられて
複雑な思いがしている私ですが、
とにかく「オイルマネーによるばらまき政策」
が限界に達したのと、
原油価格の低迷で、深刻な財政難が続いていて、
国の将来への危機感から、
石油生産に依存しない脱石油を目指すための
経済改革をしようとしていて、
その協力を求めるための来日なのだとか。
ふーん。
国家収入の7割以上を石油に依存して
きたわけで、
その石油が無限ではないのですから、
それはもう、いつか破綻するのは
目に見えています。
でもこれは、
地球規模で考えれば、サウジアラビアだけの
問題ではなく、
限りある資源をとり続けて、
地球の環境を大きく変えてきた私たち皆が
考えなければいけない問題ですね。
決してサウジアラビアだけの問題だけでは
ありません。
サウジアラビアはオイルマネーを国民に分配する形で、
一握りの王族が
権力を独占する支配体制を築いてきました。
労働人口の3分の2は公務員で、税金はなく、
医療や教育も無料で提供されています。
また、
光熱費や水道料金などを安く抑えるために
多額の補助金が投入され、
ガソリン代は1リットル当たり日本円で
30 円未満なのだとか。
↑
まぁ、水より安いわけですね。
日本とは、気候も政策も
あまりにもかけはなれている国なので、
いろいろな事情は、あるかと思います。
そして、
同じ地球に住むものとして、
協力はもちろんさせていただくけれども、
その前に、
オイルマネーのばらまきをやめて、
権力の独占もやめて、
女性の権利を認めて、
女性がふつうに働いたり、
親族の男性が一緒でなくても
せめて友だちといっしょに外出できる
ようにしたらいかがでしょうか。
と、
1970年代に、オイルショックを経験し
当時、大人達が、トイレットペーパーを
買い占めに走る様子をみていた者として
申し上げたいのです。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただいて、
どうもありがとうございます。