平和への祈り
火曜日, 4月 4th, 2017
昨日は、
アウグスト・クギノッティさんの講演を聞きに
行ってきました。
ブラジル人のアウグストさんは、
15年間、リーダーシップ開発や組織変革に携わり、
市民活動から政府機関まで様々な団体と場の
デザインを勤めて来られた方です。
そのワークはとってもユニークで、初対面の
お隣どうしの人が互いに、目と目をみつめて、
相手の中に自分を探す、ということを行います。
日本人は、恥ずかしくて、なかなか相手の目を
見ることが難しい(私も恥ずかしかったです)
のですが、笑顔で、見つめ合いました。
相手を受け入れるというこのワークは、
普段の生活にも役にたちそうです。
「勇気を出して、相手の懐に飛び込む。」
ということに似た感覚です。
もうひとつのワークは
参加者全員が、平和であって欲しい
と思う場所や人を具体的に言葉に出し、
それを皆で復唱し、最後に心の中で、
そのことを想いながら祈る、というもの。
全員で瞑想をしたその時間は、
場が優しいエネルギーに満ちあふれて、
自分も癒され、そしてその場の幸せなエネルギーが
満ちあふれて、参加者それぞれが、
「平和であってほしい」と願う、
いろいろなところ&人に届いたと思います。
それから、アウグストさんは、
「アレグリア」という言葉を
紹介して下さいました。
シルク・ドゥ・ソレイユの公演名でもありますが、
ここでは、
スペイン語で「歓喜」、
ポルトガル語で「よろこび」「楽しい」の意味。
ブラジルは、実は、
貧富の差が世界で最大の国なのです。
そんなブラジルの人々が
どんなに悲惨な状況でも忘れないのが、
この「アレグリア」という言葉。
厳しい現実があっても、いつもにっこりして、
「喜び」や「楽しみ」の気持を大切にするのです。
「笑う門には福来る」
私は真っ先にこの言葉を思い出しました。
困難な状況、まさか、と思う出来事、
悲しいこと、怒り心頭なこと、
到底受け入れられないこと、理不尽なこと
許せないこと、
自分が自身に対して許せない事、
いろいろありますが、
一定期間がすぎたら笑ってみること。
なんでもよいから笑ってみる。
笑えるところに出かけてみる。
笑えることをしてみる。
受け入れて笑ってみる。
許して笑ってみる。
笑うことのできた自分を褒める。
そして、自分が心からやりたいと思うこと、
好きなことをしてみる。
「アレグリア」
とっても良い言葉ですね。
さいごになりましたが、
ブラジル、といえば「ボザ・ノヴァ」
私は世界でも最も平和な
ジャンルの音楽は「ボサ・ノヴァ」
だと思います。
ボサノヴァの音楽を聴いているとなんとも言えない
平穏で優しい気持になりますね。
生きているだけで、それで幸せ
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただいて、
どうもありがとうございます。