バリ島へ-その2-
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バリ島の少女から買った木彫りの動物
きのうは、持って行く楽器等を選び、
音をだしてチェックしたり、
ピアノの練習をしたりと、
旅の準備に追われました。
その間にも、お仕事の打ち合せやら、
なんやらかんやらで、
あっという間に夜になりました。
やはり好きなこと、
楽しいことをするためには、
いろいろと準備が必要です。
さて、
今日から訪れるバリ島は、観光客にとっては
楽園のようなところではありますが、
厳しい生活をしいられている人達も
多くいます。
22年前に初めてバリ島を訪れたとき、
子供たちが、その日の食べ物を
買うお金を稼ぐために、
物を売りにくる、
その姿に、衝撃を受けました。
クタの海岸で、出会った少女は、
お兄さんが木彫りをしたという、
彫刻の小物を売り歩いていました。
ボロボロの、穴の空いた
すりきれたTシャツを着ている少女。
あまりにも一生懸命に、買って欲しい、
と訴える、その瞳をみていると、
どうしてもそのまま立ち去ることが
できずに、
ネコとカメの作品を、買いました。
冒頭の写真です。
ですが、1人から買うと、
僕からも買って、買って、
私のも買って、買って、
と、次々に、子供達が寄ってきます。
そのような体験をしたのは
初めてだったので、驚き、
心が痛みました。
私が訪れた国のなかでは、メキシコでも、
物売りの人たちが寄って来る、
ということがありましたが、
子供達が、物を売っているのを、
見たのは、バリ島だけでした。
あれから22年経ています。
今は、そんな子供たちが、
1人でも少なくなっていることを
願わずにはいられません。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただいて、
どうもありがとうございます。