Archive for 5月, 2018

和音の積み重ね方で変わる響きについて

月曜日, 5月 28th, 2018

 

 

 

 

 

 

近所にて、野生の朝顔

 

 

 

今日は、薄曇り、

 

 

涼しくて過ごしやすいです(^^

 

 

 

先日、和音のキャラクターノートについて

 

 

書きました。

 

 

今日は、和音の積み重ね方について

 

 

書きますね。

 

 

ハ長調の1番目の和音、

 

 

「ド」「ミ」「ソ」「シ」を例にします。

 

 

 

和音は、

 

 

低い方から「ド」「ミ」「ソ」「シ」

 

 

と重ねるのが基本形です。

 

 

そして低い方から

 

 

「ミ」「ソ」「シ」「ド」と重ねるのを

 

 

第一転回形といいます。

 

 

同様に、下から、

 

 

「ソ」「シ」「ド」「ミ」と重ねるのを

 

 

第二転回形といいます。

 

 

さらに、下から、

 

 

「シ」「ド」「ミ」「ソ」と重ねるのを

 

 

第三転回形といいます。

 

 

「ド」「ミ」「ソ」「シ」という(CM7)

 

 

の和音をどの音を、いちばん低いところに

 

 

持ってくるかによっても、

 

 

ニュアンスが変わるのです。

 

 

 

私の印象では、

 

 

「ド」「ミ」「ソ」「シ」(基本形)は、

 

 

どっしりしている、安定した感じ。

 

 

「ミ」「ソ」「シ」「ド」(第一転回形)は、

 

 

少しふわっ、とした感じ。

 

 

「ソ」「シ」「ド」「ミ」(第二転回形)は、

 

 

安定しているけれど、基本形よりは

 

 

少し浮いた感じ。

 

 

「シ」「ド」「ミ」「ソ」(第三転回形)は、

 

 

何かこう、

 

 

奥ゆかしさのある安定感の響き、かな

 

 

と思います。

 

 

感じかたは人それぞれだと思うので

 

 

音階の出る楽器を持っている方は、

 

 

ぜひ、実際に音を出してみてもらえると、

 

 

積み重ね方の違いがわかると思います。

 

 

私も今、このブログを書くときに、

 

 

ピアノで音の響きを確かめながら

 

 

書きました。

 

 

というわけで、和音の構成音だけでなく

 

 

積み重ね方によっても、

 

 

ニュアンスが変わる、

 

 

ということをご紹介しました。

 

 

 

他にも、

 

 

和音の重ね方には、オープン(開離)と

 

 

クローズ(密集)があります。

 

 

今日ご紹介した(CM7)の例は、

 

 

クローズ(密集)の配置です。

 

 

オープン(開離)とクローズ(密集)の

 

 

配置の違いについては、また改めて

 

 

ご紹介いたします。

 

 

 

それでは今日は、この辺で。

 

 

いつもお読みいただきまして、

 

 

どうもありがとうございます。