私が影響を受けた音楽-その3
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今日の空
梅雨入りはしたものの、
関東地方、良いお天気です。
私が影響を受けた音楽-その3、
今日は、
ロシアの作曲家、ストラヴィンスキーの
バレエ音楽「春の祭典」から、
第2部〜いけにえの踊り〜です。
この曲の特徴は、何と言っても、変拍子です。
初めて聴いたのは、高校生の頃。
音楽大学の作曲科への進学を目指して、
和声の勉強を始めた頃です。
FMラジオから流れてくる、怪しい雰囲気の
響き、木管楽器や金管楽器の、
モンスターの咆哮のようなフレーズ、
弦楽器も加わった塊でリズムを刻む
変拍子の、不安定だけれども、
どこか心の奥底を揺さぶられるような、
感覚にすっかり魅了されてしまいました。
今でこそ、バレエ音楽として、また、
オーケストラの芸術作品としての
確固たる地位にありますが、
1913年の初演の時には、
賛否両論の評価だったのです。
演奏が始まると、
嘲笑の声が上がり始めました。
野次がひどくなるにつれ、
賛成派と反対派の観客達がお互いを罵り合い、
殴り合い、野次や足踏みなどで
音楽がほとんど聞こえなくなったのです。
劇場オーナーが観客に対して、
「とにかく最後まで聴いて下さい」
と叫ばなければならないほどでした。
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(Wikipediaから抜粋)
聴衆からブーイングを受けるほどの、
個性の強い作品。
現在でも、聴衆を選ぶ作品と言えるでしょう。
そんなこんなで、初演時には、酷評されながらも、
いつしか、素晴らしい芸術作品として、
高い評価を受けるようになりました。
私は、特に「いけにえの踊り」が大好きです。
変拍子のリズムからは、土や火、風、などの
自然の要素を連想させられます。
つんのめるようなリズムに、
違和感を感じますが、だんだん癖になる
感じで、何度も聴きたくなってくるのです。
この狂気に満ちた感じが好きでした。
社会人になって、
ゲーム音楽のお仕事をすることに
なった時、この曲を参考にしました。
ボス曲やラスボス曲のBGMは、
緊迫感が必要とされますが、
4拍子や3拍子では、
どうも緊迫感に欠けるのです。
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(もちろん、4拍子や3拍子でもボス曲は
作曲できます。)
ただし、狂気に満ちた感じを表現する時に
この「いけにえの踊り」の感じががピッタリ
くるのです。
プログレッシブロックに見られる変拍子は、
「春の祭典」の影響を
受けている、とも言われています。
「春の祭典」(ストラヴィンスキー)から
第二部〜いけにえの踊り〜
↓
https://www.youtube.com/watch?v=4QONoAGLdCM
「これまでの人生で最も影響を受けた音楽」
3曲選んで、書きました。
他にも、選びたい曲はたくさんあるので、
また書きたくなったら書きますね。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。