ママちゃんの引越し
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六甲山の空
去年の6月、香川の実家から東京にやってきた
ママちゃん。
あの頃に比べて、随分と元気になり、
表情も豊かになりました。
先日は、
デイサービスがない日に、
「お迎えが来ないけれども大丈夫ですか。」
と自分でケアセンターに電話をできるほど
になったのです。
(ママちゃんは、デイサービスが
大好き。ときどきタックン君を
連れていけないのなら休む、といって
実際にお休みしたりしますが・笑)
それだけこちらの生活に慣れた、
ということです(^^
初めの頃は抵抗があった、ヘルパーさんに
助けを借りる、ということにも慣れたし、
もう一人暮らしができるのではないか、
ということで、ペットOKの物件を
探していた矢先、
私の家から徒歩5分のところにある
カホ姉さんが住む
マンションの隣の部屋が空いたのです。
というわけで、
ママちゃんは、そちらへ引っ越すことに
なりました。
母と私、
母と娘といえども、
考え方の違いからくる確執が、
ありました。
かと思えば、性格や習慣など、
そっくりなところもあって、
自分の欠点を鏡に映して
見せられているようで
それはそれで、キツイ経験でした。
(認知症の人というのは、
機嫌が悪い時、その人の性格が
欠点となって増幅され
極端な形で出てきます。)
離れて暮らした期間が長いので、
生活スタイルも時間帯も
違っていて、
そのこと自体がストレスに感じることも
ありました。
そうしたことから、
身体能力的にはとても元気な、
今後の母のことを考える上でも、
自分でできることは、
自分でやってもらう方が良いので、
グループホームへの入居や、
タックン君も一緒に住める、
介護付きマンションへの入居も検討
していました。
ところが、グループホームは、
動物とは一緒に住めないので、
一心同体であるタックン君と離れるのは、
現実的ではありません。
かといって、介護付きマンションを利用する
となると、ママちゃんの大好きな、
デイサービスの利用ができなくなる上に、
費用も高額になります。
そういった悩ましい状態のまま、
母との同居生活は続きました。
これまで、
自由気ままに暮らしてきた私の、
人としての器を大きくする
という意味では、
認知症の母との生活は、
色々な学びがありました。
というわけで、
今のタイミングで、
動物OKのお部屋が見つかって、
本当に良かったです。
今後は、ヘルパーさんの力も借りて、
洗濯などの家事も、少しずつできるように
なってくれたら良いなぁ、と思います。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。