リハーサルが終わりました
↑
リハーサル前夜のサロンドミチカホール
きのう、リハーサルを終えました。
初めてのストリング・クインテット
の皆さまとの合奏、共演です。
このコンサートの企画を始めたとき、
バックトラックを打ち込み音源で流すことも
選択肢としてはありました。
その長所も、短所も両方あるのです。
バックトラックを作る場合は、
いろいろな楽器を好きなだけ重ねて
オーケストラを作ることができます。
ですが、生身の演奏家が、そのバックトラックの
テンポに合わせなければならない、
ということになるのですね〜。
会場がどんなに盛り上がっても、
演奏者がどんなに盛り上がっても、です。
ちょっと気分が盛り上がって、テンポを早くする、
逆に、厳かな雰囲気になって少しゆったり演奏する、
ということが
打ち込み音源を使うとできなくなってしまうのです。
生身の演奏家がデジタルなデータに合わせることに
なってしまうのです。
コンピュータ音楽が出現する前は、
そのような悩みは音楽家の間ではありませんでした。
ですから贅沢な悩み、ともいえるでしょう。
少しの迷いののち、
打ち込みの同期音源は使わないで、
生のストリング・クインテットとパーカッション、
ミチカホール(歌&ピアノ)という編成に決めたのが
今年の初夏の頃だったでしょうか。
そこから「A = 432hz」で演奏可能な弦楽器奏者を
探す旅が始まりました。
打ち込み音源でしたら、デジタルな世界なので、
周波数を下げれば簡単に済む話です。
ところがです。
現代に制作されているほとんどの音楽は、
国際標準ピッチ、というのがあって、
基準となる「ラ」の音が、440hzと決められて
いるので、ほとんどの演奏家は8ヘルツも低い
432hzで演奏することに抵抗がありますし、
「なぜ?」という気持ちになるでしょう。
私自身「なぜ」
そんなにピッチにこだわっているのか、
見失いそうになりました。
ですが、自分の心の声に従いました。
そして、彗星のごとく現れた、伊藤 友馬
ストリングカルテットの皆さまです。
↑
リハーサル風景
「馬」だけに 白馬に乗った王子さまが
現れたのかと思いました(^^
ほんとうに、心から感謝申し上げます。
本番では、楽しんで演奏しましょう!
そして、祝杯をあげましょう!
(何の?)
演奏家として出会ったことを!
実現不可能と思えたライブを開催できたことを!
皆さまに、舞台を楽しんでいただいたことを!
この感動の場に、ぜひ立ち会ってください。
スペシャルゲストは、私のJAZZピアノの師匠、
南 博さんです。
来週日曜日は、天皇陛下即位の記念パレードの
日でもあります。
パレードを拝謁した後は、ぜひとも
南青山まで足を伸ばして
ミチカホールライブを楽しんでください。
チケット好評発売中です。
ミチカホール with 伊藤 友馬ストリング・クインテット
〜ブラッドステインドの夕べ〜
11月10日(日)
OPEN-PM 17:00 / START-PM 17:30
会場:フューチャーセブン(南青山)
前売り 5,000円 / 当日 5,500円
懇親会つき前売り8,500円
チケットはこちらからどうぞ!
↓
スマートフォンをお持ちでない方、
お問い合わせはこちらへどうぞ
↓
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。