令和2年のソウルサウンドライアーの調律です
火曜日, 1月 7th, 2020
↑
タオ(左)ガイア(手前)ステラ(右奥)
そろそろお仕事モードに突入です。
今日は、ソウルサウンドライアー3台の調律を
しました。
音が整ったところでしばらく弾き続けて、
響きに身を委ね、たっぷりと周波数を浴びて、
お仕事前のリラックスタイムです(^^
年末、やり残していたことも並行して
行なっています。
ソウルサウンドライアーの調律をするとき、
面白い現象があります。
特にタオライアー(写真左)は、
「レ」「ミ」「ラ」「シ」の音階でできている
楽器ですが、とても倍音を多く含んでいます。
(倍音とは、ある音を鳴らしたときに2倍以上の
周波数を含む音の成分のことです。オーバートーン、
または、ハーモニクス とも呼びます。)
そのせいか、「レ」の音を調律している時には、
「ラ」の音に反応して、デジタルチューナーの
液晶画面がレ→ラ→レ→ラ、と高速点滅するのです。
「ミ」の音を調律している時にも、「シ」の音に
反応して、ミ→シ→ミ→シ→ミ→シ、と高速点滅
します。
チューナーの液晶画面に表示されるほど倍音が
同時に鳴っているとは驚きです。
一枚板の桜の木でできているライアー、
ヴァイオリンやギターのように響板がないのに
なぜ音が響くのか謎ですね。
ライアー制作は、一枚板の表裏全てを
ノミで一つ一つ手で彫って行きます。
表面には無数のノミで彫った模様ができます。
この一つ一つが振動を反射して、豊かで繊細な
音の素になっていると想像しますが、
詳しいメカニズムは私にはわかりません。
とにかく、癒される感じ、リラックスする感じ、
このことこそが大切であって、理屈や理論では
ないのですね。
ヴァイオリンの音がなぜ良い音なのか、
の研究もヴァイオリン製作の専門家が研究を
重ねていますが、
ほんとうのところはまだ解明されていないそうです。
あるサイトでは、音響研究は「3次元」でなされているが、
ほんとうは過去からの流れと未来に向かう性能の流れ
を含む「4次元」として性能を捉えなければならない、
という記述があって驚きとともに、妙に納得しました。
というわけで、今日のブログは、
とりとめもないお話になってしまいました。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。