青森の旅日記-発荷峠と八甲田ホテルへの道
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十和田湖畔、奥瀬
青森の旅、1日目の続きです。
空港から、キリストの墓と大石神ピラミッドに
直行し、まずは、行きたかったところに行けました。
このとき午後1時過ぎ、宿へゆくには
時間に余裕があったので、十和田湖の近くにある、
発荷峠経由で向かうことにしました。
途中、車のナビが指し示す方向が途中で変わったので、
引き返したりしながら進みますが、どうも違う道を
行っているような気がしたので、雪かきをしている
おばあさまに道を聞きました。
助手席に座っていたカホ姉さんに聞きに行って
もらいましたが固有名詞以外、津軽弁がほとんど
聞き取れなかった、とのことで、
ナビが指し示す方に車を進めます。
3時過ぎに到着しました。
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発荷峠
十和田湖が見下ろせます。
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防寒バッチリのカホ姉さん
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雪景色
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発荷峠は、十和田湖の南に位置します。
雪の十和田湖を楽しんだ後は、早めに宿へ行き、
温泉に入ってからお楽しみのお食事、という行程です。
果たして、
このあと、大変な回り道をすることになりました。
3時20分頃には、発荷峠を後にしました。
カーナビが指し示すのは、湖の西側の道を北上して
湖の北側にある八甲田ホテルを目指すルートです。
到着予定時間は、1時間半後です。
遅くとも4時半には到着して、荷ほどきをし、
温泉→お食事の行程を楽しくイメージしながらの道中、
運転をここからカホ姉さんに交代してもらったので、
冬の奥入瀬渓流の写真など、車窓から撮影しつつ
向かったのです。
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十和田湖畔
途中、雪のため冬季は4月30日まで封鎖の道路交通標識が
ありましたが、その時はまさか私たちが通るはずだった道
とは分からず、そのまま車を走らせました。
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奥瀬にて、午後4時半頃
まだまだ日はあると思っていましたが、どんどんと
暗くなって来ます。
初めての土地、初めての雪道、ということで何やら
不安な気持ちも湧いてきます。
「ホテルまでたどり着けるのだろうか。」
八甲田ホテルといえば、映画「八甲田山」では、
吹雪の中、同じところをぐるぐる回ったのちに、
すぐ近くに山小屋があったにもかかわらず辿りつけず、
最後は、寒さと飢えで自決したり、発狂したり、という
陸軍の雪中歩行訓練中に起きた遭難事故を描いた
映画を思い出したりしていたのです。
車内もなんとなく言葉少なく、無言の時間がすぎています。
そして、あとホテルまで20分のところまできたときに
それは起こりました。
道路が封鎖されていたのです。
ガビョーン!
あのときの道路標識、電光掲示板は、このことだったのか〜。
嘆いても仕方がありません。
別のルートで行くことにしました。
ホテルに電話をかけようにも、電波のない山頂付近では
スマホも役に立ちません。
迂回路を探して、さらに1時間ほど車を走らせ、途中、
民宿や、団地に迷い込んだりしつつ、その度に、
たまたま歩いている人や、心配して家から出てきてくれる
人がいて、道を聞くことができました。
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山道の様子
やっと、八甲田ホテルの少し下にある
酸ヶ湯温泉まで辿り着いたのが、午後5時半です。
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別のルートからの道路封鎖の様子
いざとなったら須賀湯温泉に泊めてもらおう、
と言いながら、ホテルに電話をすると、後もう少しで
八甲田ホテルに到着できる、とのことでした。
やれやれ、あとから聞いた話では、あと5分遅かったら、
最後のルートの道も閉鎖されていたかもしれない、
とのことでした。
というわけで、ホテルまで辿り着くことができました。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。