映画-応天門の変-を観に池袋へ
火曜日, 12月 22nd, 2020
きのう冬至を迎え、また午前3時には、
惑星の並びもスペシャルなグレートコンジャンクション
と呼ばれる配置になり、200年ぶりの時代の変化が
訪れました。
今日から、昼間の時間が少しずつ長くなり夏至へと
太陽が照らしてくれる時間が長くなってゆくのですね。
そんな日々、のんたん先生の家ネコさん安寿さんと
瞑想をし、思わず一緒に寝落ちする、という何とも
贅沢なひと時を過ごしながら、シェリーとナディーを
お迎えする準備に、きのうも仕事部屋の模様替えを
していました。
前置きが長くなりましたが、先日「応天門の変」という
映画を観てきました。
原作「判大納言絵巻」を題材にコミカルに描いた謎解き
時代劇ファンタジーです。
柳沢慎吾さんが主演をしていることもあるのでしょうか、
コメディータッチで描かれている映画です。
時代劇ではあるものの、BGMが、シンセサイザーを
駆使したミスマッチな感じがするのも、逆に言えば
この作品の魅力と言えるでしょう。
また、慎吾さん演じる源信(みなもとのまこと)と敵対する
判義男(とものよしお)を和泉元彌演が演じています。
低予算の映画でお財布事情が大変だったのかな、
と感じたのは、柳沢慎吾さんと和泉元彌さんたち
男性陣の衣装に比べて、その奥方や、宮中の女性が
お召しになっている衣装が、豪華さに欠けていたのが
少々残念でした。
12単など、平安時代の女性貴族の衣装を実写で観る、
というのも、特に女性映画ファンにとっては大きな
楽しみの一つです。
さて、この映画には、カホ姉さんの大学時代の同級生、
歌手の高畠郁子さんが歌い手の志摩役で出演しています。
渤海(現在の中国沿海州、ロシア)からの使者を迎えた
一番華やかな宴会のシーンで、見事な歌声を披露しています。
郁子さんの歌が素晴らしかったのは言うまでもなく、
鈴や太鼓を使った伴奏で、平安時代の雅な雰囲気を
十分に楽しむことができました。
ふと思ったのですが、
平安時代の絵巻物の謎解きファンタジーの映像化、
しかもコミックタッチのものであるならば、
アニメで描くのも一つの方法だなと感じます。
慎吾さんと元彌さんは声優として出演すれば、
シリアスなシーンとコミカルなシーンのギャップに
観客が戸惑うこともなかったことでしょう。
とは言え、やはりマスクをしての鑑賞なので、
笑うところなのに笑えない、と言う事情も
あったのは確かです。
予算の関係で苦労されたのだろうな、
という事情も見え隠れしますが、
面白い作品であることは間違いないです。
郁子さんの素敵な歌声を聴いて癒されたことが
何より嬉しかった、12月の映画鑑賞です。
↑
出典:Wikipedia
(朱雀門内の群衆)
↑
出典:Wikipedia
(清涼殿前に佇む謎の人物)
↑
出典:Wikipedia
(風上から炎上を眺める貴族たち)
「応天門の変」上映スケジュール
横浜シネマ ジャック&ゲティ(1/9〜1/22)
↓
https://www.jackandbetty.net/
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。