アニメ映画-打ち上げ花火下から見るか横から見るか
昨日は、とあるDVDを家で鑑賞しようということで
カホ姉さんと、サロンドミチカホールに集合しました。
そして、
カホ姉さんが旅行中に体験した、時空を超えた話になり、
そのときの様子を詳しく聴くと、決して夢ではないこと、
話には聞いたことのある、この世には、
いくつかのタイムライン(次元)が存在し、
同時に進行しているその別次元に行き垣間見たのだ、
ということがわかりました。
夢かうつつか、時空をワープして大変だったお話?
(カホ姉さんのブログ)
↓
https://www.michikahorl.com/posts/17645559?fbclid=IwAR1gTJXOr_YXQOyTsaQu4VcVE6FqKX9EKKEuOVKmb07qqFa2V8HhznazgNQ
そんな流れで、予定していたDVDの鑑賞はまたの機会、
ということにして、パラレルワールドを描いたアニメ
「打ち上げ花火、下から見るか 横から見るか」
をアマゾンプライムで鑑賞しました。
岩井俊二監督の小説が原作、1993年にテレビドラマ
として放映されたものの、アニメ映画(2017年公開)です。
母親の再婚のために転校してゆく主人公‘なずな’と
彼女に思いを寄せる同級生、祐介と典道をめぐる物語です。
原作は、小学生ですが、アニメ映画では中学生の設定に
なっていました。
物語始めの あることがきっかけで、ストーリー(A)と
ストーリー(B)の2つの結末が用意されています。
選択支 A と B があり、
それぞれの選択をした主人公がどうなるのか、
その顛末を順番に見せていく、という手法の作品でした。
人生は選択の連続である。
もしあの時違った選択をしていたら、
別の人生があったかもしれない。
しかし、人生はやり直せない。
だから人は葛藤する。
あり得たかもしれない「if」の自分を想像するのは
とても魅力的なことであるが、
時に後悔の念を抱くこともある。
(作品解説文より)
中学生にしては随分と色っぽい主人公に翻弄される
2人の少年、という見方もできますが、もっと大きな
テーマとして、今ある自分は、これまで生きてきた中での
選択の連続であるということ。
どんな選択をしようとも、その結果は自身が選んだ結果。
社会や人や環境のせいにしても始まらない。
自分の身に起こったことを、今在る自分を
どのように捉えるかで、今の行動が変わり、
それによって過去も未来も変えられる。
と、
そんなことに思いを馳せたアニメ映画です。
もう一つの主題としては、打ち上げ花火を横からみたら
平べったく見えるのではないか、という素朴な疑問を持つ
子供たちの姿も描かれているということ。
これで思い出すのが “地球フラット説” です。
個人的に、地球フラット説にとっても興味がりまして、
そんなこともあり、もしかしたら
岩井さんは、小学生という無邪気な世界の設定で、
「地球がもし平面だったら?」
という世の中がひっくり返るような問題提起を
コッソリとしているのかな、と感じた次第です。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読み頂きまして
どうもありがとうございます。