粒を揃えて弾く訓練と自然な揺らぎを表現することの対比
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くつろぐシェリーさん
長い長い雨が続いています。
明後日には晴れマークの天気予報が出ていて、太陽の
光が待ち遠しいです。
お盆休みも終わって、通常の生活に戻っています。
ここのところ始めたハノンの練習です。
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第一部の練習は、すべての指を素早く動かす、
1本ずつ独立させて運動する、力強く動かす、
粒を揃えて運動するための練習です。
スケールを滑らかに弾くため、親指にそれぞれ人差し指、
中指、薬指、小指をくぐらせる練習曲も弾きました。
そして、その第一部の最後の方に出てきた37番の練習曲です。
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不思議な楽譜が現れました。
1小節目の和音を弾いたまま(鍵盤を押さえたまま)親指を
くぐらせる運動です。
ここまでくると、ハノンの練習は指の筋トレだなぁと実感します。
動かしにくい運動ですが、これを弾くことによって指の筋肉が
鍛えられ、38番からのスケール(音階)を全調で弾く練習が
スムースにできることがわかりました。
それにしても、私はコンピューターで制作する音楽を
長らくやっていました。
寸分も違わないリズムを刻むのを得意とする打ち込み音楽です。
こちらは、杓子定規すぎるリズムを、いかにして人が
演奏しているように自然な揺らぎに近ずける作業に
多くの時間を費やしました。
一方、ハノンの練習では、いかに粒を揃えて均等に演奏するかに
多くの時間を費やすわけです。
真逆の両極端の作業をしていて面白いな、と感じます。
ハノンのフレーズを、コンピュータに打ち込む作業。
あっという間に打ち込めます。
その演奏は、無味乾燥としていて長くは聴いていられないでしょう。
一方、ある意味コンピューターの演奏に近ずくために
生身の人によるハノンの演奏は、5本の指の長さが違うし
指の力も様々なので どんなに訓練しても全く揺らぎがない演奏
というのは不可能です。
「揺らぎは味わい」
コンピューター演奏もヒトの演奏も、結局は無いものねだりの
追求をしているのだなと感じますが・笑
その追求の過程にこそ喜びがあるのだと感じます。
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くつろぐシェリなで
コロナ禍の前にいただいていた作曲のお仕事が、そのまま
立ち消えになっていたのかなと思っていたら
ここにきてようやく動き出しました。
311東日本大震災の時と同じです。
あのときも頂いていたお仕事が吹っ飛びました。
そして経済が戻ってきた頃にお仕事も復活しました。
コロナの緊急事態宣言がまた9月にずれ込んで延長されそうですが、
もうまもなく終焉を迎えるのではと感じています。
買電氏の辞任とトランプさんの復活。
様々な状況の変化からそうなる日も近いと感じる今日この頃、
そんなことも感じながら、久しぶりの作曲のお仕事に励みます。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。