水瓶座の満月にミチカホールの演奏を公開しています
今月の満月演奏は、ビリージョエルが1977年に
放った対ヒット曲「素顔のままで」です。
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印象的なサックスソロと、優しいエレピの音が印象的な
彼の代表作です。
原曲に忠実にキーボードをピアノのうえに乗せて、
エレクトリック・ピアノの音で伴奏しています。
素顔のままで(Just the way you are) by Billy Joel
僕を喜ばせようとして、変わらなくていいんだよ
僕はこれまで、君にがっかりした事なんてないんだ
馴れ親しみ過ぎて
僕が飽きるだなんて、考えないで
どんな困難があろうと、君を離しはしない
僕らには ”ここまで来られた” なんて終着はないんだ
素敵な時を過ごしてきた、
これから辛い時もあるだろうけど
ありのままの君と過ごしたいんだ
最新のファッションなんて追わないで
髪の色なんて変えないで
口に出せないほどの想いを、君に抱いている
そんな風に見えないかもしれないけどね
気の利いたセリフなんて無くていい
そんな風に気負わないで
なんでも話し合える
ありのままの君でいて欲しいんだ
僕がよく知っている
昔のままの君でいて欲しい
僕が君を信じるように、君が僕を信じてくれるには
どうすればいいかな?
君を愛している、永遠に
心から誓うよ
これ以上、愛せやしないくらい
ありのままの君を愛しているんだ
なんと素敵なラブ・ソングでしょうか。
あまりにも素敵な歌詞&曲なのでググってみました。
この曲は、ビリーの当時の妻エリザベス・ウェーバーへ
彼女の誕生日に贈られた曲だと言われています。
ビリージョエルの初期の活動を支えたマネージャーです。
音楽面で支えたのが、フィル・ラモーンだとすれば、
ビジネス面で支えたのがエリザベスさんだったのですね。
ところが1983年に離婚。
デビューしてすぐには売れなかったビリーを公私に渡って
支えたエリザベスさんとは、1974年に結婚し、
9年を経て終焉しました。
驚いたことには、離婚後はしばらく この曲はライヴの
セットリストから外されていたそうです。
それほど2人にとって、思い入れの深い曲だっのですね。
ビリージョエルは現在72歳でご健在。
半分引退はしていますが、ライブ活動の様子はyou-tubeで
拝見できます。
明るく陽気な印象がありますが、若い頃に遭ったいじめが
原因で、うつ病に悩まされることが多く、
のちに100万枚のヒットを出しても、次回作が70万枚だと
うつ病に襲われて、アルコール依存になったこともあった
と伝えられています。
そんな背景を知ると「素顔のままで」が生まれるには
必要なストーリーがあり、ファンの気持ちとしては、
年月を経て、エリザベスさんともまた、音楽業界で一緒に
歩んできた同志として友情が生まれていたら良いなと感じました。
特定の人のために捧げた曲が、時空を超え国境も越えて
唯一無二のラブ・ソングになった「素顔のままで」です。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。