映画-マネーボウル-を観ました

 

 

 

 

2011年公開

 

 

 

ブラッド・ピット主演の映画「マネーボール」です。

 

 

はじめの印象では、投資家のマネーゲームのような

 

 

内容の映画かなと思っていました。

 

 

ところがプロ野球界のスポーツドラマで、

 

 

プロ野球のスカウトのお話です。

 

 

高校生野球選手としてスター選手を嘱望され、

 

 

プロ球界へ入ったが、鳴かず飛ばずで

 

 

数年後スカウトに転向したブラッド・ピット演じるビリーが

 

 

弱小貧乏球団の限られた予算の中で勝てるチームに育てて

 

 

ゆく過程を描いた作品です。

 

 

ビリーがゼネラルマネージャーを務める球団のとある年、

 

 

もう少しのところで優勝を逃すところから物語が始まります。

 

 

スター選手が引き抜きによって去ったあと、どのようにして

 

 

代わりの選手を見つけるのか、その手法がユニークでした。

 

 

打率、打点、防御率を中心としたベテランスカウトの

 

 

それまでのやり方ではなく、四球を含む出塁率を加味した

 

 

選手を、統計学を使った新しい手法を用いて

 

 

他の球団からスカウトしてくる様子が生き生きと描かれています。

 

 

一方、

 

 

血も涙も無い選手トレードの様子や、

 

 

スカウトマンの解雇の様子は生き馬の目を抜く、

 

 

米国球界の厳しい一面を見せてくれます。

 

 

実話が元になっているこの作品、実際に25人もの

 

 

スカウトスタッフを解雇したそうです。

 

 

他にも監督との確執(スカウトしてきた選手を、

 

 

ビリーが思うポジションで使ってくれない)など

 

 

次から次へと難題が降りかかります。

 

 

が、経済学を学んだ野球オタクの若い補佐役ピーター

 

 

の選手の分析力の才能にも助けられて、

 

 

選手のトレード、引き抜きを繰り返しながら、

 

 

シーズン開幕のときの最下位から

 

 

20連勝するところまでにチームは成長します。

 

 

ビリー自身の栄光と挫折のストーリーを挟みながら

 

 

物語が進んでゆく手法にも秀逸さを感じた作品でした。

 

 

プロ野球選手は契約金がべらぼうで、一見恵まれて

 

 

いるように見えますが、怪我や故障をしたら終わり、

 

 

打てなくなったら終わり、など非情な面もあり

 

 

お金はたくさんもらえてもそれで幸せなのかな、

 

 

と考えさせられる場面もありました。

 

 

スカウトからみると、選手は金融商品のように扱われている

 

 

(映画でそのような描かれ方をしていることもあって)

 

 

高給は支払われるけれども実は過酷なブラック企業、

 

 

人間性を欠いたプロ野球界では無いのか、

 

 

という見方もできる深い作品でした。

 

 

面白くて一気に見てしまいました・笑

 

 

映画の秋に、オススメの作品です。

 

 

 

それでは今日は、この辺で。

 

 

いつもお読みいただきまして、

 

 

どうもありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

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