牡羊座の満月にミチカホールの満月演奏です-スピッツのロビンソン
きのう23:57に牡羊座の満月を迎えました。
今月のミチカホールの満月演奏は、スピッツの
「ロビンソン」という曲です。
不思議な歌詞の名曲です。
バラード調のスローなテンポのアレンジで演奏しています。
↓
歌詞も不思議なら、タイトルも不思議ということで検索してみました。
曲名は、作曲者の草野正宗がタイを旅行した際、印象に
残っていたというロビンソン百貨店から命名されたものだそうです。
制作時の仮タイトルだったものがそのまま正式名称に
なったもので、楽曲そのものとは関連性はなく、
歌詞中にも「ロビンソン」というフレーズは一切登場しません。
なるほど、と腑に落ちたわけですが、
歌詞の中でも特に印象に残るのは、
♪ルララ 宇宙の風に乗る
というくだりです。
(1番)
♪ 誰もさわれない 二人だけの国 君の手を離さぬように
♪ 大きな力で 空に浮かべたら
♪ ルララ 宇宙の風に乗る
(2番)
♪ 誰もさわれない 二人だけの国 終わらない歌ばらまいて
♪ 大きな力で 空に浮かべたら
♪ ルララ 宇宙の風に乗る
♪ルララ 宇宙の風に乗る
「三日月」「生まれ変わる」など、ラブソングの枠を超えた、
大きな時代の変化を歌った楽曲のようにも感じます。
新しい時代はとてつもなく素晴らしい日々が
もうすぐそこまで来ているけれど、
なぜか切ない日々である。
「君」というのは、時代を牽引している人たちや情報
と捉えたら、
これまでの価値観や歴史観などが、大変革によって
崩れ去る様子に驚き、戸惑い、
素晴らしい時代が訪れることがわかっていても、
その時代がどんなものになるのか、心が揺れるのです。
あまりにも今の世の中のシステムと違うため、
医療、教育、エンタメ、経済など、全てが一度崩壊し、
そのときに、一体、どのような世界になるのか想像すると、
いてもたってもいられなくなる。
自分の軸を持っているつもりでも、それが揺らいでしまう、
そんな私自身の内面を映し出す歌詞、とも言えるのです。
スピッツの草野正宗さんは、少々難解で
不思議な言葉とともに「風の時代」にフィットする
歌詞が書ける類稀なる才能の持ち主だということが
わかった満月の日でした。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。