マトリックス-1999年公開作品を観ました
先日、公開されたばかりのマトリックス-レザレクションズ
を映画館で観たことから、1作目から順にみようと思い、
きのう、アマゾンプライムで鑑賞しました。
いやはや、こんなお話だったのね、と、改めて感じました。
当時、親しかった友人と映画館へ足を運んだ頃のことが
走馬灯のようによみがえります。
ネオの部屋が「303号室」だったこと「トリニティー」
という名前、シンセサイザー好きのその友人は、303
や、トリニティー、という名前に反応してすごく喜んで
いたのです。
ローランドのTB-303、コルグのトリニティ、どちらも
日本製の楽器です。
特にTB-303は業界に一大ムーブメントを起こした楽器
として今も語り継がれています。
そんな感覚に浸りながら観たマトリックス、当時、私が
ゲームソフト会社に入社してから10年あまり経ていた頃でした。
入社当時、メインのプログラマーさんたちが使っていた、
ヒューレットパッカード社のコンピュータの緑の文字画面のことを思い出します。
キーボードと画面が一体型の大型のマシンが重い扉の
向こうの開発室にずらりと並び、そこで、真っ黒の背景に
鮮やかな緑色の数字やアルファベットが並んでいた光景が
いまでも鮮やかに蘇ります。
記憶媒体はMDディスクと呼ばれる6cm くらいのもの、
映画の冒頭でもネオが裏稼業の顧客に渡すシーンで出てきました。
この映画が、コンピュータの緑色が、全体のテーマカラー
として使われていることに気がつきました。
モーフィアスのネクタイ、青白いネオの肌の色も、緑色に
近いものを感じます。
現実、と思わされていた世界が「仮想世界である。」これは、
この仮想現実はコンピューターで作られた世界である
ということを緑を含む画面のトーンで演出しています。
さて、
傷ついたネオを治癒する様子も描かれています。
カプセルのベッドに横たわって、たくさんの針で治癒していました。
メドベッドだなぁ、 、 、と・笑
哲学的な要素や、モーフィアスのセリフの中には、
いまのコロナ社会で、必要なセリフ、心に刺さる言葉が
たくさん散りばめられていて、
まるで未来を予測して作られたかのような映画です。
赤と青のカプセルも物語のはじめの方に出てきました。
「赤」を選んだら、もう戻れないことも知っています。
コロナを脱出することは、マトリックスを脱出すること、
一度脱出したら、もう戻れません。
この作品が大きな成功を収め、多くの分野に影響を与えた
ということは、みんな魂の部分で知っていたからだと感じます。
救世主(トランプさん)だけに任せておいてはいけないのです。
赤を選んだ人みんなが行動して 人類全体の目覚めを
促す一員となること、これが新しい世界を始めるのに
一番必要なことなのだと痛感した次第です。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。