ママちゃん日記-美容院へママちゃんを連れて行って感じた色々なこと

 

 

 

戸隠神社にて

 

 

 

きのうは、炎天下のなかママちゃんを近所の美容院へ

 

 

連れてゆきました。

 

 

 

サッパリして嬉しい、87歳

 

 

 

できるだけ短くしてもらって、だいたい3〜4ヶ月持ちます。

 

 

カットの後、ランチへ。

 

 

そこでの会話です。

 

 

「この先、病気になったら病院に入院して、 、 。」

 

 

といきなり不安なことを言い出すママちゃん。

 

 

どうやら、自分が亡くなったあと、娘2人の行く末を

 

 

心配してくれている様子です。

 

 

空き家になっている香川の実家をどうするかカホさんと

 

 

話し合って決めてほしい、とのこと。

 

 

元々心配性の母の話が、どんどんネガテイブな方へゆくので、

 

 

デイサービスの様子など訊いて、話題を変えようとするも

 

 

きのうのママちゃんはなぜだか、未来への不安と、

 

 

自分に何かあったとき、私たち姉妹の行く末が

 

 

心配で仕方がない様子で、話がまた元に戻ってしまします。

 

 

私は言いました。

 

 

老後に面倒を見てくれる人がいないことを心配するのなら、

 

 

「養子を迎えたら、ママちゃんは安心するのかな?」

 

 

「いや、そう言うことではない。」

 

 

「じゃあ、私がお金持ちの人と結婚したら安心する?」

 

 

「いや、そうでもない。」

 

 

このままずっと東京に住むのか、と言うことを何度も

 

 

聞かれるので、

 

 

「香川の実家に、娘たちと住めば安心する?」

 

 

と聞くと「いや、そこまでは思っていない。」

 

 

ママちゃん自身にこうしたいという希望があるわけではなく

 

 

なんとなく将来を不安がっているのです。

 

 

原因は明らかです。

 

 

連日の水害のことやコロナ報道を見て、

 

 

不安な気持ちになり、しきりに自分の不安な未来と

 

 

娘たちの不安な未来のことを気にしています。

 

 

呼応なると、ママちゃんにとって「未来は不安。」

 

 

が現実になり、その現実を生きるようになるのです。

 

 

話が一巡して、またもや同じ話になったところで、

 

 

「ママちゃん。さっきもこの話したよ。」

 

 

「養子を迎えても、お金持ちの人と結婚しても、

 

 

ママちゃんの不安は 解決しないんだよね。」

 

 

少し強い口調で言いました。

 

 

やっと母は何かに気が付いたように口をつぐんで、

 

 

残っていた定食を平らげてお茶を飲み

 

 

「あぁ、美味しかった。」

 

 

と、満足げな表情になったのです。

 

 

家から川のほとりを通って散歩がてら美容院までゆき、

 

 

シャンプー&カットをしてサッパリとしたママちゃん。

 

 

幸せで楽しい時間だったに違いありません。

 

 

楽しく過ごすことに罪悪感を持ってしまったのかなぁ、

 

 

なんてことも感じました。

 

 

母は、戦前生まれで小さい時に父を亡くし、命からがら

 

 

終戦のときに半島から引き上げてきました。

 

 

帰国してからも親戚の家に身を寄せて肩身の狭い思いをし、

 

 

苦労の多い人生だったのです。

 

 

生きることは辛いこと、そう思い込んでいる節があります。

 

 

幸いなことに、直近の記憶はすぐに消えるママちゃんです。

 

 

家の近くまで送って別れる頃には、不安のないいつもの

 

 

純真な子供のようなママちゃんに戻っていました。

 

 

不安を煽るコロナ報道、一刻も早く終わることを願います。

 

 

 

それでは今日は、この辺で。

 

 

いつもお読みいただきまして、

 

 

どうもありがとうございます。

 

 

 

 

 

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