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父の1周忌、その後

土曜日, 6月 2nd, 2012
いつも一緒

いつも一緒

父の1周忌も終わり、香川から母も一緒に東京へやってきた。

3週間ほど家で過ごした母は、物忘れも、同じことを何回も聞く頻度も、増えた様に思う。

高校卒業以来、香川に帰省することはあっても長くて1週間、一緒に旅行することがあっても、長くて4拍6日で、3週間、ずーっと母と一緒に暮らすのは、本当に30年ぶりだ。

少々ボケかかっている母は、高校までの母とはまったく違う、、、。

以前の母は、私がテレビを見ていると、突然リビングにやってきて有無を言わさずテレビのスイッチを切り、問答無用で「勉強しなさい。」という、いわゆる口うるさくて支配的なタイプの教育ママだった。

それが、今では、仕事をしている私に遠慮しつつ「テレビをつけてもいい?」と聞く。

私は、今でも当時の口うるさい厳しい母のイメージが強いので、母のいるところでだらだらとテレビを見ることは未だに抵抗がある。一人だったら全く平気なんだけれども。

だから食事が終わり、少し休憩したら、席を離れてしまう。本当はもっと母の話相手になってあげればよいのだろうけれども、私が落ち着かないのだ。とはいえ、いつかは母も香川での一人暮らしを終わらせ、こちらでの生活をはじめなければならない。

その時期は早い方が良いのか、できるだけ一人でがんばった方が良いのか、同じ悩みを抱えている同年代の人もたくさんいると思うが、やはりどうしたものかと考えこんでしまうのだ。

30年ぶりの同居で、お互い、気詰まりで遠慮がちな3週間を過ごした後、母は愛犬を連れて香川へ帰っていった。

妹の案内で開園直前のスカイツリーを見て、おみやげを買い、私の簡単な料理を毎日おいしそうに食べ、多摩川にピクニックに行き、なんとなくでも良いから東京は楽しかった、と思ってくれれば良いな、と思う。

それでは今日はこの辺で。

多摩川べりで

多摩川べりで

チルル君と

チルル君と