オーチャードホールへ
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オーチャードホールお花屋さんのショウウィンドウ
昨夜は、オーチャードホールへ行ってきました。
西本智美×新日本フィルハーモニー交響楽団
コンサート「情熱の煌めき」の鑑賞のためです。
タイトルの通り、オペラ「カルメン」の曲を
中心に、メゾ・ソプラノとバリトン歌手の
ふくよかで優しくも情熱的な歌声に
癒され(前半)
休憩をはさんで、後半は、
私の大好きなロシアの作曲家、
リムスキー = コルサコフの
「シェヘラザード」の演奏です。
フランスの作曲家、モーリス・ラベルの
管弦楽法に影響を与えたといわれる
リムスキー = コルサコフは、
管弦楽(オーケストレーション)の名手です。
オーケストレーションとは、
メロディー、和音、ベースなど
音楽の基本的な構造に使われている音を、
フルートやヴァイオリンやトランペット、
打楽器、そのほか様々な楽器に振り分けて、
豪華に仕上げる、壮大な編曲のことです。
さて、
「シェヘラザード」とは、
千夜一夜物語の語り手、シェヘラザード
伝説上のイラン王妃
のことで、その物語をテーマにしています。
出典:Wikipedia
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19世紀に描かれたシェヘラザード
(ソフィー・アンダーソン画)
「シェヘラザード」は
リムスキー = コルサコフの死後、
バレエ化されていますし、
フィギュアスケートの音楽にも使用されて
多くの選手がこの曲でメダルを獲得しています。
そんな名曲を、
かねてから、一度、その指揮を拝見したいと
思っていた西本智美さんの指揮で聴く
できるとあってとても楽しみでした!
その指揮ぶりは?
思った以上に切れっ切れで、男性的。
一方、
指揮棒を持たない左手の指先は、
バレリーナのように美しく繊細で
女性そのものです。
さらに彼女の
オーケストラから最高の音楽を引き出す
その気迫が客席に伝わってきて、
それに答える楽団員の奏でる音がまたさらに
オーチャードホール全体を響かせ
客席とホールとが一体となった素晴らしい
コンサートでした。
これこそ、
会場へ足を運んで音楽を体感する
ライブコンサートの醍醐味
ですね(^ ^ v
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただいて、
どうもありがとうございます。