音楽は人々の心にそっと寄り添うことができる
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渋谷区総合文化センター大和田
昨日は、渋谷へ。
天上の音楽〜ハートケア・コンサート〜に
行ってきました。
会場は、渋谷区総合文化センター大和田の
4階 さくらホール
総合文化センターには
コスモプラネタリウムも有り、
宇宙大好きの私は、この
プラネタリウムで星空を鑑賞したことも
あるのです。
さて、
コンサートは、
ドクターのお話から始まりました。
そして無伴奏チェロソナタの演奏。
本の朗読と、演奏プログラムが
交互に組まれていて、
どちらも心に染み入ります。
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素晴らしい音響の「さくらホール」
音響がとてもよい上に、
ピアノ、サックス、チェロ、
そして日比野愛子さんのソプラノ歌唱、
すべてが優しく、心にそっと寄り添う
気持の伝わる演奏です。
それから、絵本の朗読をされていた
高橋圭子さんの声は「声」そのものが
「癒し」でありました。
子供の頃、寝る前、お母さんに
絵本を読んでもらった経験がある人も
いるかと思いますが、
そのような経験のある人は、幸せな人です。
絵本を声をだして、
自分のために読んでもらえる。
そのこと自体が有り難くて幸せなのだ
ということを、実感しました。
そして、
とっても楽しみにしていた
木村弓さんのライアーの弾き語りが
素晴らしかったのはいうまでもありません。
弓さんの声は、
思いやりに満ちあふれていて、
「千と千尋の神隠し」の主題歌
「いつも何度でも」の歌は、
お母さんに耳元で唄ってもらって
いるような、懐かしくて、子供の頃を
思い出すような気持になりました。
さらに、
オランダで、独自の精神科治療をなさっている
ドクターのスライド&お話をはさんで、
いよいよコンサートも終盤です。
作曲家でもある、日比野則彦さんの
オリジナル曲のサックス演奏は、
使命感に満ちた渾身のパフォーマンスです。
学校、施設、病院に「天上の音楽」
を届ける活動をされている強い理念が
伝わってきます。
最後に、出演者の方全員と、
会場の観客も一緒になって歌った
「ふるさと」
私の斜め前の席で、
涙ぐんでいらっしゃる年配の方の姿が
とっても印象的でした。
大切なこと、
悲しい思いや、
辛い思いをしている人を、
励ますのではなく、そっと寄り添う、
ただ、そっと寄り添う、
寄り添うこと自体が「癒し」に
なるのだなぁ、と、
思ったのです。
言葉だと、
励ましになってしまって、
その方の状態によっては、
重荷になることもある。
音、
音楽は、
そっと寄り添うことができる。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただいて、
いつもありがとうございます。