箱根駅伝を見て思うこと
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今朝の空、近所にて
第95回、箱根駅伝を見ました。
スポーツ番組は特に、駅伝とマラソン中継が
好きです。
というのも、私は、生涯にただ一度だけ、
フルマラソンを完走したことが
あるのです。
2003年のホノルルマラソンに参加して、
5時間30分で完走しました。
今から15年前、40歳になったばかりの頃
です。
30歳を過ぎた頃から急に体重が増え始めた
私は、近所の公園を走り始めました。
それから、走るのが趣味のようになり、
スポーツクラブのマシーンなどでも
走るようになりました。
そのうち、10kmのマラソン大会に出て、
完走できました。
少し自信をつけた私は、ハーフマラソンに出場し、
20kmが走れることがわかったので、
フルマラソンに挑戦することにしたのです。
マラソン大会は色々ありますが、
気候と景色の良い、ホノルルマラソンを
走ることにしたのです。
道ゆく人の応援が、どれほどありがたいか、
身をもって体験しました。
そして完走した時の感動は、
それまでの人生で味わった感動とは全く
違う種類の感動でした。
ポロポロ涙が止まりませんでした。
というのも、その当時の私は、人間関係などで
それまでに経験したことのない悩みを
抱えていて、自分に対する許せない気持ちや、
大きな挫折感の中にあったのです。
今から考えると、
その混沌とした気持ちを紛らわすために、
走っていた、とも言えるでしょう。
その結果、走ることだけで、当時、
抱えていた悩みが解決できたわけでは
ありませんが、
42,195kmを、色んな国や地域から参加した
ランナーと共に走り、汗を流し、
見知らぬ多くの方々からの声援を受け、
完走したことで、
その後に控えているであろう
問題解決のためのプロセスに、
逃げずに向かって行こう、という
自信と覚悟ができたのではないか、
と思います。
というわけで、
毎年、年初の箱根駅伝と、マラソン中継は
ついつい見てしまします。
毎年、毎回、それぞれの感動があります。
今年は、青山学院大学の5連覇が
かかっていましたが、
東海大学の初優勝で幕を閉じました。
こうして、箱根駅伝が終わると、
お正月の三ヶ日が終わったなぁ、
という実感が湧いてきます。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。