魚座の満月にミチカホールの満月演奏です
今月のフルムーン演奏は、ボサノバの名曲、
「Wave」です。
20世紀のブラジルを代表する作曲家、
アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲中の名曲です。
この曲の魅力は、何と言っても
コード進行にあると思います。
1小節めトニックコードからの、2小節めの
ディミニッシュコードです。
ディミニッシュコードとは、「ドレミファソラシド」
のメジャースケールには出てこない、
ラbから減3度の音を重ねて作る不穏な雰囲気の和音で
不協和音ぽく聴こえます。
メジャースケールの曲なのに、
マイナースケールのフラットの音がいきなり
2小節に出てくるという斬新な響きです。
まさにBossa Nova(新しい波)を代表するような響きです。
この意表を突いた和音進行が、
“ふわっ”とした感じを醸し出して、文字どおり海辺の波
(Wave)の雰囲気に繋がっています。
↑
葉山町の波
ジョビンは、他にも「イパネマの娘」など、数々の
名曲を残していて、ジョアン・ジルベルトなどとともに
ボサノヴァという新しい音楽ジャンルを創生したのです。
多くのボサノヴァ歌手がジョビンの作品を演奏し、
ジャンルを超えて広く影響を及ぼしました。
コロナ騒ぎが落ちついて、新しい時代になったら、
ボサノバの国ブラジル、ジョビンを産んだ国ブラジルに、
いつか行ってみたいです〜。
というわけで、ミチカホールの「Wave」
楽しんでくださったら嬉しいです。
↓
https://www.facebook.com/michikahorl/videos/331645598190981
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます?