オペレッタ-こうもりを観に東大和市のハミングホールへ

 

 

 

 

 

 

 

ヨハン・シュトラウスII世作曲 オペレッタ「こうもり」

 

 

全3幕を観てきました。

 

 

新宿から西武新宿線に乗り換えて東大和市、そこから

 

 

てくてく歩くこと10分くらいでしょうか、

 

 

会場となった東大和市民会館ハミング大ホールへ。

 

 

汗だくになってギリギリ到着し、何とか14時開演に間に合いました。

 

 

間もなく開演のベルが鳴り、指揮者が登場し拍手で迎えられました。

 

 

プロローグから物語は始まります。

 

 

第一幕の始まりです。

 

 

有名なこうもり序曲の演奏が始まったとき、あれ?

 

 

オーケストラピットに生のオーケストラがいるのかな

 

 

と一瞬思いました。

 

 

座席に座ったとき、舞台手前には、向かって左に打楽器奏者

 

 

が2人と、エレクトーン奏者が2人スタンバイしていました。

 

 

きのうの公演は、フルオーケストラのスコアを、この4人で

 

 

指揮者とともに演奏されたのです。

 

 

今のエレクトーンは、一瞬生音かなと感じるくらい、

 

 

進化しているのだなと、まずそこのところに驚いた次第です。

 

 

久しぶりに聴いたこうもり序曲は懐かしくて学生時代に

 

 

タイムスリップしてゆきました。

 

 

大学時代にオーケストレーションという授業があったのです。

 

 

その授業のことを思い出しました。

 

 

課題として分析する交響曲のリストのなかに、

 

 

こうもり序曲がありました。

 

 

今回オペレッタを全幕鑑賞して、序曲には、そのオペラや

 

 

オペレッタのハイライトのシーンのメロディーが全て

 

 

入っているのだなということがわかりました。

 

 

映画でいえば、見どころのシーンを繋げた予告編のようなものです。

 

 

オペラが全盛期の頃は、アナログ時代、映写機もフィルムも

 

 

ましてやデジタル機器もなかったので、映像の編集という

 

 

概念は存在せず、その代わりに、音楽でその物語の

 

 

見所をつなげることによって、その役割を果たしていたのかな

 

 

と感じます。

 

 

久しぶりに観た生のオペラは新鮮で楽しくて、コロナ禍のため

 

 

舞踏会の招待客を演じた合唱団の皆さんと、音楽担当の

 

 

方々がマスクをして演奏しているのを見るのに、

 

 

心が痛みましたが、そんなことも物ともせず素晴らしい演奏、

 

 

歌声を拝見していて、大きな拍手をせずにはいられませんでした。

 

 

そして、主役のアイゼンシュタイン男爵はじめファルケ博士、

 

 

イーダ、ロザリンデ、アルフレード、長年のキャリアを誇る

 

 

オペラ歌手の皆さまの歌声に、驚き、うっとり、励まされた

 

 

2時間半でした。

 

 

公演チラシより

 

 

特にアルフレード役の吉田連さんの声は、これまでに

 

 

聴いたことのない感じの丸みのある伸びやかな音色で、

 

 

またぜひ聴きたい素敵な歌声です。

 

 

第3幕の初めに出てくる刑務所の看守フロッシュ役、

 

 

内田一行さんが、アドリブ風にぼやく様子とその風貌が

 

 

六角精児さんに見えたのは私だけでしょうか・笑

 

 

様々な演出でも笑わせて頂きました。

 

(*オペレッタはオペラよりライトな内容でコメディも含む。)

 

 

オペラは総合芸術と言いますが、そのことを改めて感じた次第です。

 

 

歌手、演奏者、指揮者、演出、舞台監督、美術、装置、衣装、

 

 

証明、音響、収録、撮影、主催のオペラアーツ振興財団、

 

 

稽古ピアニストほか、関係者の皆さまにお礼申し上げます。

 

 

ブラヴォー

 

ブラヴォー

 

ブラヴォー

 

 

それでは今日は、この辺で。

 

 

いつもお読み頂きまして、

 

 

どうもありがとうございます。

 

 

 

 

 

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