マトリックス第2作目のリローテッドは劇画を実写化した映像美の世界です
マトリックスの最新作「レザレクションズ」を先日、
映画館で鑑賞したことから、ほかの3作品をみようと思い立ちました。
きのうは、3部作のうち第2作目の「リローテッド」
を観ながら、感じたことをメモしたワードです。
ネタバレになる要素もありますので、ご了承ください。
バイオロボ → 冒頭にたくさん登場するスミス
現在、技術が発達して実在するという特殊メイクの
ゴム人間や、見た目は生身のヒトに見えるが、中身は
感情の少ないバイオロボを描いていると感じる。
余談ですが、1980年にリリースされた、イエロー・
マジック・オーケストラの「増殖 – X ∞ Multiplies」
というアルバムジャケットを思い出します。
ミフネ、という名前の東洋人顔の登場人物
↑
制作者が日本のカルチャーが好きというだけではなく、
物語の最後の方に登場するキーメーカー(鍵を握る男)が
東洋人であるように、ザイオン(最後の砦)を救うのに、
我々日本人が多く持っているとされる「ヤップ遺伝子」
の存在を連想させます。
出発前夜、地底の洞窟のシーンは、ファンタジー色が強い
と感じましたが、実際に地底世界に人類、もしくはそれに
類する者が住んでいるとしたら、このような世界であると
直感しました。
アメリカらしいアクションシーンが光るマトリックスシリーズです。
「キル・ビル」のアクションシーンにも影響を与えたと
思い、調べてみたら「キルビル」も「リローテッド」も
同じ2003年の公開です。
また、クライマックスで繰り広げられる高速道路の大型
トラックの上で繰り広げられるアクションシーンは、
様々なアニメ、ゲームの舞台として登場する設定ですが、
息もつかせないこのシーンはとても印象に残りました。
最近では鬼滅の刃「無限列車」が記憶に新しいところです。
ドラえもん、どこでもドア
↑
扉を開くと時空を超えるアイデアの元となっていると感じます。
さて、このようにメモを取りながら映画鑑賞をしていて
てっきり自分は、リローテッドを初めて見ているつもりでした。
そして、有名なシーンに差しかかります。
トリニティーのいる前で、ネオのキスと引き換えに、
鍵を握る男を引き渡す、という夫を裏切る妻のくだりです。
このシーンを見たとき、「あっ!」と、記憶が戻りました。
この映画、公開当時に見ていたことを思い出したのです。
妻を演じた女優モニカ・ベルッチさんは、モデルでもあり、
フランス人の夫の妻役で出演していたので、てっきり
フランスの女優さんかと思っていたら、イタリアの方でした。
そうしてドキドキしながら迎えたラストシーンです。
「To Be Continue」
の文字で終わりました。
2003年の秋には、3作目「レボリューションズ」が
公開されていますから、もしかしたら、2作品同時に
制作されていたのかも、と思います。
最後に、 、 、 。
現在、私が大変興味を持っている「マッドフラット」
を語る上で外せない、凱旋門に代表されるレンガでできた
アーチ型の建物が「リローテッド」のポスターに使われて
いることも何かを示唆しているようで、大変に興味深いところです。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。