ブラッドステインドの生弦は今野均ストリングスの皆さまです
↑
音響ハウスにて
きのうは、音楽制作で参加させていただいた
プロジェクトのゲーム
Bloodstained: Retual of the Night が
リリースされました。
コンピューターを使った打ち込みで音楽制作を
していますが、
予算に応じて、ストリングスパートやギター
のパートなどを、
生演奏に差し替えることがあります。
ブラッドステインドでは、
2017年12月11日に弦楽器パートの
録音が行われました。
この日、
演奏してくださったのは、
NHK紅白歌合戦や、
ヴァイオリニスト高島ちさ子さんの
コンサートツアーのバックも務める、
「今野均ストリングス」の皆さまです。
↑
リーダーの今野均さん
初見で次々と、アクションゲーム用のテンポの
早いフレーズを弾きこなす姿に感動しました。
432hzにもご理解いただきました。
「一度440hzで録音したものを、デジタルで
下げてはどうですか?」
「それでは意味がないのです。」
↑
(意味がないわけではありませんが)
という現場エンジニアさんと私の、
謎の会話ののちに、録音が始まりました。
今野さんをはじめ、団員の皆さまは、
幼少の頃から440hzでチューニングした
ヴァイオリンで練習し、私もそうでしたが、
音楽環境は ほぼ全て440hzであったので、
演奏しにくい現場であっただろうと思います。
さらには、皆様が毎日演奏している楽器は、
長年440hzか、それよりも少し高めで
演奏してこられたので、
8hz下げると、特に高音域の張りがなくなり、
音色として、
満足のゆくものでなくなる可能性がある、
というお話も伺いました。
また、
432hzの効果を出すためには、
ヴィオラ・ダ・ガンバなど中世以前、
古楽に使われていた楽器のほうが
良いのではないですか、というお話も
伺いました。
こうして演奏家の方と、録音エンジニアさんと
色々とご相談した結果、とにかくやってみよう、
ということになり、結果として、
432hzで演奏していただくことができたのです。
制限がある中で、
作曲家のリクエストに答えてくださった
スタッフの皆さまには、
これこそプロフェッショナル、というお姿を
見せて頂いたように思います。
感謝の気持ちでいっぱいです。
どうもありがとうございました。
↑
収録後の記念写真
録音時の演奏楽曲&インタビュー映像
↓
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。