シェリなで日記-2021-02-22-ナディーさん緊急入院して退院しました
野犬か野獣に噛まれて、前足だけで這ってきて、
知人宅の玄関先で保護されたナディーさんです。
見た目の傷は治っていて、少しよろけながらも
歩けるようにはなりましたが、飼い主のいない状態での
応急処置のみの治療、また傷がぶり返すかもしれない、
とのことでした。
香川にいる間も一度、傷がぶり返し、今度で3回目です。
痛がる様子があったので痛み止めで様子を見ていました。
そうすると、噛まれたあたりの毛が盛り上がってきたので
不思議に思ったら、皮膚の下が直径3センチくらい、
腫れています。
それでも元気に遊びまわっているナディーさんでした。
お薬がなくなったので、そろそろ病院へ、と思っていた矢先、
盛り上がっていた部分が破裂したのです。
背中が、ぱっくり3センチくらい裂けて赤い皮膚が
見えています。
先生がバリカンで毛を刈ってみると、広い範囲で表面の
毛が生えている部分が硬くなっています。
当時、応急処置だけだったので、菌が残っている可能性があり、
それが良からぬ感じになっているので、この際、
全身麻酔をして、筋肉の中まで綺麗にしたほうが良い、
との見立てでした。
3月の初めに避妊手術の予約をしていたので、
全身麻酔を2度するよりは、一緒に避妊手術もしましょうか、
ということになりました。
そして、そのまま入院することになったのです。
手術前検査の状況によっては、背中の処置のみする、
ということで、検査結果を待ちましたら、問題なく
避妊手術も終えて、退院することができました。
術後の経過も良く、予定より早くきのうの朝、
退院してお家に戻ってきました。
「お帰り〜。ナディーさん。よく頑張ったね!」
カラーをつけて、胴体をぐるぐる巻きにされた
痛々しい姿に、シェリーさんは驚いた様子です。
それでもキュルキュル〜、と鳴いて、挨拶し、
優しく見守るシェリーさんでした。
かつて一緒に暮らしたチルル君は、病院で点滴の治療を
受けた後、様子が急変してそのまま天国へ旅だった、
という記憶が蘇ります。
そんな不安な思いも私の感情だと受け止めて、
無理に振り払わずに、
退院してきたナディーさんを見守りました。
背中とお腹を切っているのに、すぐにパトロールです。
クンクンとその辺りの匂いを嗅いで、家に戻ったことを
実感し、少し安心した様子です。
ご飯も食べて、お水も飲み、おしっこもしました。
そして、よろよろと私の膝まできてくれました。
「ありがとう。ナディーさん。無事に帰ってきてくれて!」
手術前の絶食で少し軽くなったナディーさん。
それでも肉球の感触は、とても力強く、小さなお顔の目力は、
以前と変わりありません。
包帯で巻かれている胴体を除く、手と足をそっと撫でたとき、
ナディーさんがこうして生きて目の前にいることに、
ただただ感謝の気持ちが湧いてきて、
涙が勝手に頬を伝わるのでした。
ダバーーーー???
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。