明日-蠍座の満月にミチカホールの演奏を公開しています
きのうの13:13に蠍座の満月を迎えました。
お釈迦さまが誕生し(降臨)、悟りを開き(成道)、
入滅(涅槃)に至ったとされるウエサクの満月です。
今月の満月演奏は、平原絢香さんの「明日」という曲を
お届けしています。
「明日」ミチカホールver.
↓
https://www.youtube.com/watch?v=DoSH0du4bKQ
とても美しい曲です。
歌詞の内容から察するに、死別なのかよほどの事情で
お別れすることになったのか、とても悲しいお別れが
あったことを歌っている内容です。
とはいえ昭和の演歌のように、悲しみをただ悲しむだけの
曲ではなく、悲しみを乗り越えて、明日を生きよう、
思い出を乗り越えて、何も書かれていない私のページに
明日から、新しい私の物語を紡いでゆく、
という素晴らしい歌詞の内容です。
松井 五郎さんという方の作詞で、作曲は、Andre Gagnon
という方です。
美しい楽曲に出会うと分析したくなるのが癖なのです。
最初の2小節のコード進行が、G線上のアリアとほぼ同じ、
C → G/B → Am → Em/G であることがわかりました。
面白いなと思ったのは、ベースの音の進行も全く同じなのです。
メロディーがG線上のアリアよりも動きが多いので、
そっくりだ、というわけではありません。
G線上のアリアに似ている曲というのは、古くはイギリスの
ロックバンド、プロコル・ハルムのデビュー曲「青い影」
が有名です。
こちらは、そっくりだ、というくらいにメロディーも似ています。
G線上のアリアのカヴァー曲なのかと思くらいです。
マシュー・フィッシャーというオルガニストが、
プロコル・ハルムに加入して翌年にリリースされたのが
「青い影」です。
この曲に、この方が貢献されたことは想像に難くありません。
1967年に脱退し、1991年にプロコル・ハルムの
再結成に参加したが、2004年には脱退しています。
2005年、著作権を巡って、裁判を起こし、2006年に
40%の所有権を獲得したことが伝えられています。
これだけヒットした曲であれば、その気持ちもわからなくは
ないですね。
マシュー・フィッシャーさんは、78才でご健在、
現在は何と、コンピューター・プログラマーをなさって
いるとのこと、打ち込みで音楽制作をなさっているのです。
2002年2月にリーダのゲイリー・ブルッカーが
なくなって、ロコル・ハルムは事実上の解散となりました。
つい最近のことで驚きましたが、名曲は世に残ります。
話が脱線してしまいました。
今月のミチカホール満月演奏、楽しんでくださったら嬉しいです。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。