Heil-from-the-past-新しい動画を公開しています
夏至ライブを終えて、やっと日常が戻ってきました。
ライブ配信のコンサート、何もかもが初めての経験でした
ので、演奏以外のところでも、色々と準備がありました。
とはいえ、音響&照明&カメラを一手に引き受けて下さった
スタッフに助けられて無事終えることができました。
改めまして、皆さまに御礼申し上げます。
さて、夏至を過ぎて初めての動画を公開しています。
【Heil from the past】
〜Castlevania : ギャラリーオブラビリンス〜より
↓
2006年にリリースされたニンテンドーDS用の作品です。
砂漠が舞台のステージということで、中東〜アジアの雰囲気
を持つ音階を使いました。
短3度の響きが特徴の和声短音階(ハーモニックマイナースケール)です。
当時「女子十二楽坊」という中国の民族楽器を使った
グループの音楽が流行っていて参考にさせて頂いたのを
思い出します。
この頃から、日本でも二胡の奏者が増えたように感じました。
和声短音階のお話が出たので、マイナースケール(短音音階)
について書きますね。
音階(スケール)には、長調(メジャー)と短調(マイナー)
があります。
メジャースケールは1種類ですが、マイナースケールは
3種類あります。
自然短音階(ナチュラルマイナースケール)
和声的短音階(ハーモニックマイナースケール)
旋律的短音階(メロディックマイナースケール)
「Heil from the past」や、中東の音楽では、隣り合った
音に短3度を含む和声的短音階が多くの曲に見られます。
その音階を聴いただけでエキゾチックな雰囲気がします。
それに対して、自然短音階は、アジアの雰囲気です。
モード旋法にもその音階はあり、古い教会音楽にも
見られます。
みじかなところでは、松任谷由美さんの「春よ来い」
がこの音階でできています。
旋律的短音階は、伝統的な西洋音楽の短調の曲に
多く見られます。
長調のスケールは1つに対して、なぜ短調のスケールが
3つあるのか、明確に説明している理論はなく、
色々な仮説があるだけです。
もしかしたらヨーロッパ、中東、アジアにそれぞれの
文化が大昔にあって、土地の波動とともに生まれた
のかも知れないなぁ、などと妄想が膨らみます。
それはさておき、上に挙げた4つの代表的な音階の
他にも、色々な音階はあるのです。
代表的なものは、ペンタトニック・スケール、
ブルース・スケール、ブルーノート・スケール。
以上はジャズやブルース、民謡、童謡に多く見られます。
ヨーロッパではハンガリー音階、ジプシー音階、スペイン音階、
と主に地域の舞踏音楽にも多く見られる音階です。
アラブの音階は半音をさらに4分の1下げる音が入り、
11種類の音階が存在しますが、その半分くらいは、
短音階から派生したジャズのモード旋法(音階)と同じです。
インド音階も10種類あり、そのうち7個は、ジプシー音階
メジャースケール、ジャズのモード旋法(音階)
と同じです。
日本には日本の音階があり、同じように、中国の音階、
もあり、東アジア、東南アジア、インドネシアにも
それぞれ音階が存在するのです。
こうしてみると、やはり音階(民族音楽)というものは
周波数と関係が深く、その土地の気候や風土、文化から
生まれたものなのだなぁ、と想像できます。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読みいただきまして、
どうもありがとうございます。
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