教会旋法とモードジャズ

 

 

 

 

 

教会旋法(モードスケール)

 

 

 

長崎の旅から帰ってきて、2日後の一昨日、

 

 

ジャズピアノ教室に行ってきました。

 

 

 

モードジャズのスケールに

取り入れられている、

 

教会旋法についてです。

 

 

長崎でたくさん教会を巡ったあとに

 

 

教会旋法を学ぶなんて、

 

 

面白い流れです(^^

 

 

 

教会旋法とは、文字通り、

 

 

ヨーロッパの教会でグレゴリア聖歌が

 

 

歌われていた時代に、使われていた音階です。

 

 

ピアノの白鍵だけを使って弾くことができます。

 

 

ネットで検索したら、とてもわかりやすい

 

 

資料がありましたので、

 

 

引用させていただきました。

 

 

「Sonar」さんより

 

 

ピアノの鍵盤で、白い鍵盤のみを、

 

 

右に順番にずらして弾けば、

 

 

7種類のモードスケールの響きを

 

 

聴くことができます。

 

 

C アイオニアンスケール

 

「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド、」

 

 

D ドリアンスケール

 

「レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド、レ、」

 

 

E フリジアンスケール

 

「ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ」

 

 

F リディアンスケール

 

「ファ、ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ」

 

 

G ミクソリディアンスケール

 

「ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ」

 

 

A エオリアンスケール

 

「ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ」

 

 

B ロクリアンスケール

 

「シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」

 

 

 

普段よく耳にする、メジャースケールと、

 

 

マイナースケールも、この

 

 

教会旋法に含まれています。

 

 

C イオニアンスケールが C major scale(ハ長調)

 

 

A エオリアンスケールが A minor scale(イ短調)

 

 

です。

 

 

ただし、マイナースケールは、

 

 

他にも、

 

 

ナチュラルマイナースケール(自然短音階)の他に、

 

 

メロディックマイナースケール(旋律的短音階)と、

 

 

ハーモニックマイナースケール(和声的短音階)

 

 

がありますので注意が必要です。

 

 

 

冒頭の楽譜は、今から10年ほど前に、

 

 

サックス奏者の菊地成孔さんの私塾に

 

 

通っていた頃、自分で作った資料です。

 

 

白鍵を一つずつ、右にずらして弾いたものが、

 

 

左側の楽譜です。

 

 

右側の楽譜は、

 

 

全てを「C」(ド)の音から始まるようにして

 

 

7種類のモードスケールを作ったものです。

 

 

シャープやフラットがつきますね。

 

 

ここら辺で、ややこしくなるのですが、

 

 

めげずに何度も音を聴きましょう。

 

 

このモードスケールを、

 

 

ジャズのアドリブに生かすことができれば、

 

 

モードジャズテイストのフレーズが弾ける、

 

 

というわけです。

 

 

実際に弾きたいと思う、ジャズのスタンダート曲に

 

 

コードネームがついています。

 

 

そのコードの構成音を含むスケールが、

 

 

どのモードのスケールなのかを、

 

 

一つ一つ書き出します。

 

 

そうすると、これまで、

 

 

メジャーか、マイナーか、二つに一つ、

 

 

のような、明確な違いのある響きに比べて、

 

 

なんとも言えない中間色のような

 

 

響きが立ち上がってきます。

 

 

 

というわけで、自分の復習も兼ねて、

 

 

教会旋法について書きました。

 

 

 

それでは今日は、この辺で。

 

 

いつもお読みいただきまして、

 

 

どうもありがとうございます。

 

 

 

 

 

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