Archive for 3月, 2021

天秤座の満月にミチカホールの演奏を公開しています

月曜日, 3月 29th, 2021

 

 

 

 

 

 

 

きのう夜半から降り続いた雨、明け方、もの凄い

 

 

雨音で目が覚めつつも、眠気の方が勝って朝まで

 

 

ぐっすりと眠りました。

 

 

朝、目がさめると雨が上がって快晴です。

 

 

今日は、23度まで気温が上がる見込みです。

 

 

小さく出てきた庭のクワイズモの葉っぱに

 

 

水滴が光って、新緑の季節が到来したことを感じる

 

 

満月の朝です。

 

 

 

今月の満月演奏は、矢野顕子さんの名曲、

 

 

「ひとつだけ」です。

https://youtu.be/AqSgc1566ok 

 

 

1980年にリリースされたアルバム「ごはんができたよ」に

 

 

収録されていて、当時、LP盤のアルバムを買って、

 

 

何度も何度も聴いたのを思い出します。

 

 

イントロのふわっとしたコード進行が印象的です。

 

 

当時、全盛期を迎えていたYMOの坂本龍一さんと

 

 

共同プロデュースで制作されています。

 

 

この曲を耳コピーするときに、メロディーを採譜し、

 

 

それからコードを採譜したのですが、そうすると

 

 

Aメロが、どうしても他のKeyに行ってしまうのです。

 

 

こんなことは初めてだったので驚いたわけですが、

 

 

440hzのキーボードを引っ張り出してきて、音源を

 

 

なぞりながらコピーをして、やっとその秘密が

 

 

わかりました。

 

 

Key「C」の同じメロディーに対して、

 

 

C → Ab → Bb → Gm → Ab → F → G7

 

 

という和音と、

 

 

Bb → Gb → Ab → F → Gb → Eb → F7

 

 

の、2つの和音をつけることが可能なフレーズ

 

 

だったのです。

 

 

同じメロディーに対して、長2度下の和音をつけても

 

 

OKという現象が起きていて、はじめ私は、Key「C」

 

 

に対してBbから始まる和音をつけてコピーを

 

 

初めてしまったので、最後のドミナンとのところが

 

 

F7となってしまい、解決コードはBbとなり、

 

 

Key「C」の曲なのに、イントロが終わったらなぜか

 

 

Bbから始まる曲になってしまう、という摩訶不思議な

 

 

体験をしたのです。

 

 

何とも驚きましたが、面白かったです。

 

 

それにしても、

 

 

このイントロのメロディーにこの和音をつけたのが、

 

 

矢野顕子さんなのか、編曲を担当した坂本龍一さん

 

 

なのか、とても興味深いところですが、カホ姉さん曰く、

 

 

「そりゃ〜、龍一さんでしょう。」とのこと。

 

 

私もそんな感じがしています。

 

 

Key「C」なのに、その調性感が希薄なのはモード

 

 

(教会旋法)の手法ですね。

 

 

他にも、コピーしてみて初めてわかった、この曲の

 

 

魅力があるのですが、長くなるのでまたいつか、

 

 

機会があれば書きますね。

 

 

のちに夫婦となる龍一さんと、顕子さん、歌詞の内容

 

 

からしても、当時、お互いの才能に惹かれあっていた

 

 

二人の愛エネルギーが混ざり合って生まれた楽曲で

 

 

あろうことは想像に難くないです。

 

 

欲しいものはただひとつだけ

あなたの心の 白い扉をひらく鍵

 

この1番のサビの歌詞、熱烈な愛のメッセージですね。

 

 

顕子さんの可愛らしいハイトーンの声で歌われた

 

 

龍一さん、思わず、心の扉を開く鍵を渡してしまった、

 

 

ということでしょうか。

 

 

当時、熱烈な龍一さんファンだった高校生の私は、

 

 

そんなことを妄想しながら、顕子さんに対して、

 

 

軽く嫉妬の感情があったことも、この曲にまつわる

 

 

ほろ苦い思い出です。

 

 

 

それでは今日は、この辺で。

 

 

いつもお読みいただきまして、

 

 

どうもありがとうございます。