ママちゃんとの休日
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台湾のホテル麗山林会館から見た日月潭
相変わらずの猛暑日が続いている関東地方です。
朝7時の気温が29度でした。
今でこそ誰も驚きませんが、
私が子供の頃からしたら、
十分に異常気象です。
連休2日めのおとといは、
ママちゃんとお出かけしました。
私の通っている美容院に連れて行って
ベリーショートカットにして頂きました。
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大好きなビールでご機嫌(^^
母が香川から東京に越してきて、
1年と2ヶ月が経ちました。
こちらにきた頃より体重も増えて、
表情も豊かになり、
元気になったように思います。
ただ、記憶の方は相変わらずでして、 、 、 。
直前の記憶が抜け落ちる、という
独特の症状があります。
カットの後、鰻屋さんに入って、
飲み物と料理を注文し、
うな重が出てくるのを待つ間、
ママちゃんは、
なぜ自分が、娘を前にして、
座っているのかがわからなくなり、
何度も同じことを尋ねます。
今いるのは、二子玉川の鰻屋さんで、
美容院に行くために娘(私)と外出したこと、
さっきカットを終えたこと、
これらの記憶が、抜け落ちています。
正確にいうと、直近の記憶の
出し入れができないのです。
何度も同じ質問に答えるうちに
私も疲れてきて、スマホで撮影した、
母の写真をテーブルに置いておきました。
母と暮らした1年余り、
認知症の人というのは、
いつも一緒にいる家族にとっては、
耳が聞こえない人といるのと
似ているな、と思います。
聞いたことを(私が話したこと)を
覚えておくことができないので、
紙に書いて母の目の前に置いて
置かないと、
自分(母)がどういう状況にいるのかが
わからないので、不安になり、
何度も同じことを聞くのです。
外出時には、紙と筆記用具を首から下げて
出かけようかと思ったことも何度か
あります。
時間軸のある、
(あのときこうだったからこうでしょ?)
のような、順序立てた会話は、
ほとんど成り立ちません。
目前の「今」おきていることのみ
母は認知できていて、
喜怒哀楽そのままに生きています。
過去がどうだったとか、
未来がどうなるかなどは、
ほぼ考えずに生きています。
せいぜい、
私が不在(不在だと思い込んでいる)
ときの、明日の朝ごはんが心配になって、
夕食を食べた後、
スーパーやコンビニに買い物に走って、
冷蔵庫にまだある、同じ食材を
買ってくるくらいです。
そんなこんなで、
一緒にいる家族にとっては、
「何だかなぁ、 、 、 。」
と思ってげんなりすることもありますが、
ママちゃんは、
足腰は丈夫で、付き添う人さえいれば、
どこでも出かけられますし、
デイサービスにも楽しく通っているし、
大好きなミニチュアダックスフンドの
タックン君も居てくれるし、
このまま穏やかに過ごしてくれたら
良いなぁ、と思います。
それでは今日は、この辺で。
いつもお読み頂きまして、
どうもありがとうございます。