中台禅寺の極楽浄土-その1

 

 

 

 

殿堂

 

 

 

西日本豪雨の被害に遭われたみなさま、

 

 

関係者のみなさまに、お見舞い申し上げます。

 

 

お亡くなりになられた方々の

 

 

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

今日は、台灣旅行3日目に訪れた、

 

 

中台禅寺について書きますね。

 

 

唯覚(ゆいかく)和尚という高名な僧侶が

 

 

仏法を広めるために、建設したお寺です。

 

 

お寺といっても、その施設は多岐に渡ります。

 

 

設計に3年、建設に7年、合計10年の時をへて、

 

 

2001年9月に落成しました。

 

 

冒頭の写真は、殿堂の外観です。

 

 

俯瞰で見ると、

 

 

敷地内に散らばる建物全体が、山で座禅を

 

 

している姿に見えるよう設計されています。

 

 

21世紀の宗教建築に新しい風を

 

 

もたらしたと言われています。

 

 

建物の中は1階と2階を除いて、

 

 

全て撮影禁止でした。

 

 

バスを降りて門をくぐると庭があります。

 

 

 

 

敷地内の庭

 

 

そしてしばらく行くと、本殿の入り口に

 

 

着きます。

 

 

海外の博物館のような雰囲気です。

 

 

 

本殿入り口

 

 

入り口の左右には、

 

 

案内の石板を持つ狛犬がいます。

 

 

 

案内の石板

 

 

まずは、広間の4隅の四天王さまが

 

 

お出迎えしてくださいます。

 

 

 

 

右の四天王像は高さ12メートル

 

 

1階、四天王殿の天井

 

 

天井にも豪華な曼荼羅?が描かれていて

 

 

天国への入り口、のような感じです。

 

 

2階の大雄宝殿の入り口には、

 

 

背丈以上の大きな壺が置かれています。

 

 

 

高価な壺

 

 

私がこれまでに見た中で、一番大きくて

 

 

高価そうな壺でした・笑

 

 

奥へ進むと仏さまが迎えてくださいます。

 

 

 

 

釈迦牟尼仏

 

 

ここまででも十分に見応えがありました。

 

 

 

驚きの極楽浄土はここからです。

 

 

このあとエレベーターで5階、9階に

 

 

案内していただきます。

 

 

5階の大荘厳殿は、

 

 

カラフルな天井の色彩画が

 

 

美しくて、円満で荘厳な仏の国が

 

 

繰り広げられています。

 

 

この世のものとは思えない美しさです。

 

 

続いて9階の大光明殿は、

 

 

一転、真っ白な純白の世界。

 

 

真っ白な毘盧遮那仏様を見上げた時、

 

 

これこそ死後の世界だと思いました。

 

 

人が本来持つ清浄な性質を表していて

 

 

人は皆、ほんとうは綺麗な魂を

 

 

持っているのだということを、

 

 

思い出させてくださいます。

 

 

エレベーターのドアが開いたとき、

 

 

目の前に広がる純白の広間に

 

 

生きているかのような仏さまの

 

 

波動を感じて、

 

 

なぜだか、ジーンとして、涙が

 

 

溢れそうになりました。

 

 

 

このフロアには、禅堂と呼ばれる

 

 

禅宗の道場として最も大切とされる

 

 

場所もありました。

 

 

数百人の修業僧や学者のみなさんが祈り、

 

 

心の中を内観するところで、

 

 

そのような神聖な波動に包まれた場の雰囲気が、

 

 

心に響きました。

 

 

 

ちょうど私たちが訪れたとき、

 

 

その日の午後から、1週間の祈りの期間に

 

 

入るタイミングで、

 

 

その間は、一般公開はされませんので、

 

 

ちょうど良い時期に訪れることが

 

 

できたのも、ありがたかったです。

 

 

 さて、

 

 

次に案内されたのは、16階です。

 

 

万仏殿と呼ばれる7重の塔があるフロアです。

 

 

伝統的な木組みの建築法で造られた

 

 

薬師七重塔で、中には、薬師仏が

 

 

7体奉られています。

 

 

びっくりしたのは、タイルのように見える

 

 

壁の一つ一つに、仏様の彫刻が施されていて、

 

 

その数が一体何個なのか、

 

 

想像もつきませんでした。

 

 

もう有難くて、有難くて、

 

 

高次の存在にどんどん近くなって、

 

 

その霊性の海にジャブジャブ

 

 

浸かっているかのようでした。

 

 

 

驚きの中台禅寺、極楽浄土レポート、

まだまだ続きます。

 

 

 

それでは今日は、この辺で。

 

 

いつもお読みいただきまして、

 

 

どうもありがとうございます。

 

 

 

 

 

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